第二次大戦以降再編される「金の国」の産業形態を精査する画期的論考

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南アフリカ金鉱業の新展開
タイトル
サブタイトル
1930年代新鉱床探査から1970年まで
著者・編者・訳者
佐伯 尤著
発行年月日
2004年 4月 2日
定価
6,600円
ISBN
ISBN4-7948-0623-X 
判型
A5判上製
頁数
448ページ

著者・編者・訳者紹介

著者-佐伯 尤(さえき・もと)
1939年愛媛県生まれ。
1973年一橋大学大学院社会学研究科博士課程中退。
著書『南アフリカ金鉱業史』(2003年、新評論)

内 容

 南アフリカ金鉱業の歴史は、1886年のラント金鉱(南ア北部に位置するかつての世界第一の産金地帯)発見から数えると、現在まで120年近くにわたる。「金の国」をめぐるこの長い歴史は、次の三つの時期に区分することができる。第一期は、ラント金鉱発見から第二次世界大戦勃発(1939年)まで、第二期は1930年代からの新しい金鉱床探査から金生産が頂点を極める1970年まで、そして第三期は1971年以降現在まで、である。
 本書は従来十分に研究されてきたとは言い難い第二期に光を当て、この時期の金鉱業の形態が南ア金鉱業史全体にとってどのような意味をもつのかを明らかにしたものである。

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