死にたいと感じている/感じたことのある人、残された人、寄り添う人の「声」に耳を傾け、共感と対話の予防策を提示
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死にたいと感じている/感じたことのある人、残された人、寄り添う人の「声」に耳を傾け、共感と対話の予防策を提示
- 関連ワード
- 市民目線で「自殺」を考える マニュアルでは寄り添えない
- タイトル
- サブタイトル
- マニュアルでは寄り添えない
- 著者・編者・訳者
- 波名城翔著
- 発行年月日
- 2026年 3月 4日
- 定価
- 2,420円
- ISBN
- ISBN978-4-7948-1305-3 C0036
- 判型
- 四六判並製
- 頁数
- 224ページ
著者・編者・訳者紹介
著者-波名城翔(はなしろ・しょう)
沖縄県宮古島出身。
精神保健福祉士/社会福祉士。
障害者支援・医療・行政機関を経て琉球大学人文社会学部准教授。
沖縄県自殺対策連絡協議会委員、沖縄県公立学校教職員メンタルヘルス対策検討会議委員。
著書『自殺者を減らす! ゲートキーパーとしての生き方』『離島の光と影 「シマ」の観光と自殺』。
沖縄県宮古島出身。
精神保健福祉士/社会福祉士。
障害者支援・医療・行政機関を経て琉球大学人文社会学部准教授。
沖縄県自殺対策連絡協議会委員、沖縄県公立学校教職員メンタルヘルス対策検討会議委員。
著書『自殺者を減らす! ゲートキーパーとしての生き方』『離島の光と影 「シマ」の観光と自殺』。
内容
「なぜ人は自殺するのか」を研究テーマとしてきた筆者は、行政機関での自殺対策にも携わっている。ある日、離島でのインタビュー後に後輩がふと漏らした「死にたいと感じた時の相談窓口は、一つのほうが迷わなくていい」という一言がきっかけで、住民や当事者自身の「生の声」に焦点を当てることにした。八か月にわたるインタビューを中心に、地元で「自殺が多い」とされる地域のデータと聞き取り結果で実態を示し(序章)、「自殺の現状」(第1章)を概説する。続く第2章では、①大学での自殺予防教育、②学生を亡くした教員の苦悩、③民間の自殺予防電話相談に携わる大学生の「声」を取り上げる。希死念慮に囚われた人に寄り添う大学生の「信念」は、想像をはるかに超えるものであった。
そして第3章では、過去に自殺を企図したことがあり、現在は相談者として活動する人物の語りと、その人が所属する「国際ビフレンダーズ大阪自殺防止センター」の取り組みを紹介しているが、これは当事者視点から「支援の可能性」を探る意図による。これまで公には語られてこなかった活動内容を知ることで、読む人が自殺を「自分事」として捉える機会になるはずである。
残りの章では、筆者の専門である「離島の自殺」に焦点を当て、高校生の「島立ち」を支える大学生の取り組みなどを紹介するほか、フィリピンでの海外視察、カトリック社会における若者の自殺増加傾向、出稼ぎと家族関係、SNSの影響など、グローバルな課題を提示している。
本書の取材は自然発生的な対話から生まれたものが多い。それだけに、「身近な声に耳を傾ける重要さ」が伝えられたと思う。SNSもAIも、「心の拠り所」にはなりえない。見過ごされがちな声に光を当て、「共感」と「対話」で成り立つ社会となることを願っている。
(はなしろ・しょう)
そして第3章では、過去に自殺を企図したことがあり、現在は相談者として活動する人物の語りと、その人が所属する「国際ビフレンダーズ大阪自殺防止センター」の取り組みを紹介しているが、これは当事者視点から「支援の可能性」を探る意図による。これまで公には語られてこなかった活動内容を知ることで、読む人が自殺を「自分事」として捉える機会になるはずである。
残りの章では、筆者の専門である「離島の自殺」に焦点を当て、高校生の「島立ち」を支える大学生の取り組みなどを紹介するほか、フィリピンでの海外視察、カトリック社会における若者の自殺増加傾向、出稼ぎと家族関係、SNSの影響など、グローバルな課題を提示している。
本書の取材は自然発生的な対話から生まれたものが多い。それだけに、「身近な声に耳を傾ける重要さ」が伝えられたと思う。SNSもAIも、「心の拠り所」にはなりえない。見過ごされがちな声に光を当て、「共感」と「対話」で成り立つ社会となることを願っている。
(はなしろ・しょう)
