21世紀は経営に「心」を根づかせた企業が発展する。好評旧版に今日的課題を加えた最新版

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タイトル
増補新版 心根(マインドウェア)の経営学
サブタイトル
等距離企業の実現を目指して
著者・編者・訳者
馬越恵美子著
発行年月日
2000年 4月 1日
定価
2,700円
ISBN
ISBN4-7948-0480-6 
判型
四六判上製
頁数
272ページ

著者・編者・訳者紹介

著者-馬越恵美子(まごし・えみこ)/東京純心女子大学現代文化学部助教授。上智大学外国語学部卒。経済学修士(慶應義塾大学)。博士(学術・東亜大学)。会議通訳、(株)インターリンク代表取締役、上智大学講師を経て現職。専門は、国際経営学とコミュニケーション。

内 容

 21世紀には、経営において国という垣根が消滅し、グローバル化がますます進展することが予想される。ただし、このグローバル化とは、アングロサクソン型の経宮が世界に広がるという”グローバルスタンダード”の押し付けを意味するのではない。物理的に人々を隔てている距離、文化の違いによる距離、お互いの理解を妨げている心理的な距離など、いろいろな面での「距離」が、情報技術の発達 と普及、さらには人々の直接の交流によって縮小していき、経済や人々の生活が世界中で結びつき相互に影響しあうことを示唆している。
 しかしその一方で、人々の価値観はますます多様化し、異質性の遭遇が頻繁に起こることによって摩擦が増大する心配もある。特に多国籍企業の中では、多国籍、多文化、多属性の人々が同じ屋根の下で 机を並べて働いている。それらの多様な個性をいかに活かしていくかが社運を決定すると言っても、言い過ぎではないであろう。それには、「等距離企業」の実現が必須である。この等距離企業とは、すべての社員がその企業に対して「意識的な等距離」を持つことのできる環境を備えた企業を意味する。企業であるから組織上のヒエラルキーや業績結果としての給与の差があるのは当然である、しかしあってはならないことは、属性による差別である。つまり外国人であるとか女性であるという、その人の能力とは別の基準でチャンスが閉ざされてはならないということである。この「意識的等距離」を育む課程において求められる指針が、異質性を尊重し多様性を活かす「マインドウェア」に他ならない。それは 「心の教育」でもあり、経営のみならず、社会の隅々において実践されるべきものではないだろうか。
 本書『心根(マインドウェア)の経営学』は、旧版『ホワイトカラー革新』に若干の修正を施した上に、現状と今後の課題を踏まえて新たな視点から書き下ろした新版第一章を加え、さらにプロローグ、エピローグ、あとがきを新版用に書き改めたものである。
 また、各章の扉にはその章のコンセプトを明記し、マインドウェアという概念を一層親しみやすいものにしている。本書が輝かしい21世紀の幕開けの一助となれは、幸いである。

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