キース・デブリン(スタンフォード大学)すいせん!
算数・数学の芸術性、表現の手法としての価値と魅力に気づかせてくれる名著!

978-4-7948-1035-9

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キース・デブリン(スタンフォード大学)すいせん!
算数・数学の芸術性、表現の手法としての価値と魅力に気づかせてくれる名著!

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タイトル
算数・数学はアートだ!
サブタイトル
ワクワクする問題を子どもたちに
著者・編者・訳者
ポール・ロックハート著/吉田新一郎訳
発行年月日
2016年 4月 7日
定価
1,836円
ISBN
ISBN978-4-7948-1035-9 C0037
判型
四六判並製
頁数
188ページ

著者・編者・訳者紹介

著者-Paul LOCKHART-
ブラウン大学とカリフォルニア大学サンタクルズ校で数学教授として長年教えた後に、2000年以来ニューヨークの私立学校セイント・アイヴスで算数・数学を教えている。
他の著書に『Measurement』(2014年)がある。

内容

 あなたは、算数・数学の授業が好きでしたか? 楽しんでいましたか? 訳者は、決して嫌いだったわけではありませんが、単位を得るため、卒業するために仕方なくお付き合いしていたというのが本音です。いずれにせよ、私たちはみなそれがどんな授業だったかは鮮明に覚えています。
 この本は、音楽家と画家が悪夢を見ている場面から始まります。音楽家は学校で、楽器を奏でることは一切許されず、ひたすら「ルールに従って」五線譜に記号を記す練習だけをさせられています。画家も同じように、キャンバスに絵を描くことなく、ワークシートのマス目に指定の色を塗る練習ばかりをさせられています。
 夢だと気づいた二人は、ともに次のことを確認します。「どんな社会だろうと、音楽や美術といった美しくて価値のある芸術を、くだらない作業に落とし込んだりはしないだろう。どんな社会だろうと、音楽や美術によって極めて自然に自分を表現することができる機会を、子どもたちから取り上げるなどという残酷なことはしないだろう。もしそんなことが起こったら、狂気としかいいようがない」と。
 しかし、本書の著者に言わせると、私たちの知っている算数・数学は、まるっきりこうした悪夢にほかならず、その点で今の社会は狂気に陥っているのです。右の文の「音楽や美術」を、算数・数学に置き換えて読んでみて下さい。それでもピンとこないとすれば、ある種の感覚がすでに破壊されている証です。
 幸いにも音楽と美術は、音楽家と画家が見た悪夢のような状況にはなっていません。算数・数学を音楽や美術以上にアートであると信じる著者は、本書の中でその本来の魅力を取り戻すための具体的な方法を提示しています。この本を読めば、「狂気の授業」のせいで算数・数学嫌いになってしまった人、仕方なしにやっていた人も、きっと「今からでもやってみようか」と思うはずです(訳者がその生きた証拠です!)。生徒・学生時代から好きだった人は、さらに好きになること請け合いです。
(よしだ・しんいちろう)

目次

もくじ

すいせんの言葉(キース・デブリン) 3

パート1 嘆き 9

1 音楽家と画家が見た悪夢 10
2 数学者と社会 19
訳者コラム シンプリチオとサルヴィアチの由来 34
3 学校の算数・数学 38
訳者コラム 古代ギリシャの偉大な二人の数学者 44
訳者コラム 数学ゲーム 58
4 算数・数学のカリキュラム 65
訳者コラム 数学でとても大切な「美のセンス」 68
訳者コラム ドリルとテストに振り回されている漢字学習 73
5 中学校・高校の幾何――悪魔の道具 80

パート2 喜び 105

1 算数・数学の楽しさと魅力 106
訳者コラム 射影幾何学とは 121
2 奇数を足すと 125
3 最短の距離は 145
4 パーティーでの友人たち 157

訳者あとがき 167

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