人が本来持っている好奇心を刺激し、最大限に発揮することで学ぶ喜びを増幅する33の画期的方法! 教員必読の授業ガイド

978-4-7948-1162-2

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人が本来持っている好奇心を刺激し、最大限に発揮することで学ぶ喜びを増幅する33の画期的方法! 教員必読の授業ガイド

関連ワード
おさるのジョージCuriousGeorge」を教室で実現 好奇心を呼び起こせ!
タイトル
サブタイトル
好奇心を呼び起こせ!
著者・編者・訳者
ウェンディ・L・オストロフ著/池田匡史・吉田新一郎訳
発行年月日
2020年 10月 9日
定価
2,750円
ISBN
ISBN978-4-7948-1162-2 C0037
判型
四六判並製
頁数
342ページ

著者・編者・訳者紹介

著者-Wendy L. OSTROFF(ウェンディ・L・オストロフ)
ソノマ州立大学教授。専門は発達心理学、認知心理学。
教員養成にも携わり、クリティカルな読み・書き・思考を重視した学際的な講義を展開。著書に『幼い子どもの学び方を理解する(Understanding How Young Children Learn)』(2012、未邦訳)など。

内容

 「学校での勉強=嫌なこと、苦しいこと」…このように、「勉強」や「学習」に対してネガティブなイメージを持っている児童・生徒は少なくないのではないでしょうか。そして子どもたちにそのような思いを抱かせてしまっているのは、私たち大人なのではないでしょうか。しかし、新しいことを知る・学ぶのは、そもそも楽しいことであるはずです。本書では、学ぶことを楽しめる児童・生徒を育てるために、人間が本質的に持っているはずの「好奇心」を活用することに着目しています。いわば好奇心のおもむくまま、さまざまなことにチャレンジする「おさるのジョージ」のような学習姿勢を、教室で再現しようということです。
 では、どのようにすれば「好奇心に満ちた教室」を実現できるのでしょうか。この問いに答えるには、「どのような学習の文脈をつくり、どのような活動を展開すればよいのか」、「どのような点に留意したカリキュラムを組めばよいのか」、「どのような教室環境を設計すればよいのか」など、さまざまな点を考えなければなりません。本書では、それらを考えるためのヒントとなる「好奇心を活用するための33の方法」が、脳科学や心理学の研究成果を踏まえた上で提案されています。たとえば、その中の一つに「縛られない時間を確保する」というものがあります。ある研究では、学習者が急かされることなくリラックスしているときにこそ、好奇心が解放されて創造性が発揮され、学びが最も進展するという結果が出ているのです。
 学習指導要領にも謳われているように、現代はとりわけ探究的な活動が求められています。にもかかわらず実際の教育現場ではそれが十分に実現できていないのが実情です。本書はきっと、「子どもたちがワクワクする授業をしたい」と願う先生方に、たくさんの刺激とヒントを与えてくれるでしょう。そして、先生自身が持っている(であろう)「好奇心」にも向き合うことになるはずです。
(いけだ・まさふみ 兵庫教育大学大学院学校教育研究科助教/国語教育学)

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