シュクダイと聞いただけで落ち込む…そんな思い出にさよなら! 教師も子どもも笑顔になる宿題で、学びの意味をとりもどそう

978-4-7948-1122-6

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シュクダイと聞いただけで落ち込む…そんな思い出にさよなら! 教師も子どもも笑顔になる宿題で、学びの意味をとりもどそう

関連ワード
宿題をハックする 学校外でも学びを促進する10の方法
タイトル
サブタイトル
学校外でも学びを促進する10の方法
著者・編者・訳者
スター・サックシュタイン+コニー・ハミルトン著/高瀬裕人・吉田新一郎訳
発行年月日
2019年 4月 12日
定価
2,640円
ISBN
ISBN978-4-7948-1122-6 C0037
判型
四六判並製
頁数
272ページ

著者・編者・訳者紹介

著者-
Starr SACKSTEIN(スター・サックシュタイン)
中高生に英語とジャーナリズムを教えた後、ニューヨーク市郊外で教育委員会指導課長を務める。邦訳既刊に『成績をハックする』がある。
Connie HAMILTON(コニー・ハミルトン)
サックシュタインと同じ教育委員会でカリキュラム・ディレクターを務める。

内容

 「宿題」という言葉を聞いて、あなたはどんなことを思い出しますか? 楽しい思い出はありますか? それとも、意味をみいだせない「苦役」をやらされた、という記憶のほうが多いでしょうか。本書には、ワクワク感にあふれ、子どもたちが自分の意志で継続的に(なかには2年間も続けた子がいます!)取り組み続けたくなるような宿題(家庭学習)の実例がたくさん紹介されています。
 日本では、学校や教師が宿題を出すのが当たり前とみなされていますよね。子どもたちだけでなく、多くのばあい親や保護者も当然視してしまっているので、宿題の是非を問う議論なんて、事実上存在しません。ところが欧米では、宿題論争が華々しく展開し続けているのです。つまり、宿題は大きな問題を抱えているということです! それらの論争本や事例集をいくつも検討してみた結果、そのなかでもっともおすすめしたい本を選んで訳すことにしました。
 著者の一人は、「小学校に通う子どもが、テスト対策のためだけに、意味があるとは思えない問題集やプリントでカバンをいっぱいにして帰宅するほどばかげたことはない」と言い切っています。
 さらに著者たちはこう指摘します。「宿題(家庭学習)は、教育においてもっとも誤用されているツールです。あまりにもたくさんの矛盾する考えが、宿題という枠組みのなかに詰め込まれています。生活に直結しない宿題を出すのは、生徒の時間の希少性だけでなく、学ぶことの価値までも軽んじることになるのです」。
 本書は、教師、保護者、そして生徒に対して、「宿題はもういらない」というメッセージを伝えるために書かれたわけではありません。宿題に対する伝統的な見方を改め、私たちが生徒だったときに経験したものよりも、はるかにエキサイティングで、意味のある宿題(家庭学習)を出しましょうという呼びかけなのです。みなさんもぜひ、本書で宿題のとらえ方を刷新していただき、出す方もやる方も楽しくなるような宿題をつくってみて下さい。
(よしだ・しんいちろう)

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