災害大国・日本。「備え」と「対応」は日常の助け合いから生まれる。ごく普通の町内会が取り組む「人命第一」の軽やかな実践。

978-4-7948-1001-4

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災害大国・日本。「備え」と「対応」は日常の助け合いから生まれる。ごく普通の町内会が取り組む「人命第一」の軽やかな実践。

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タイトル
仙台・福住町方式 減災の処方箋
サブタイトル
一人の犠牲者も出さないために
著者・編者・訳者
菅原康雄・三好亜矢子著
発行年月日
2015年 4月 9日
定価
1,944円
ISBN
ISBN978-4-7948-1001-4 C0036
判型
四六判並製
頁数
216ページ

著者・編者・訳者紹介

著者
-菅原康雄(すがわら・やすお)-
1947年、宮城県塩竃市出身。
宮城県仙台市宮城野区福住町町内会長。
菅原動物病院院長。
-三好亜矢子(みよし・あやこ)-
1956年、愛媛県松山市出身。
家庭通信社記者。
『3.11以後を生きるヒント―普段着の市民による「支援の思考」』(共編著、2012)ほか。

内容

 ここ数年、地震や集中豪雨、崖崩れ、火山の噴火など各地で様々な災害が起きています。明日にも、日本のどこかで大規模な災害が起きても何の不思議もありません。
 宮城県仙台市東部の郊外にある福住町は、40年前に水田のあとに造成された新興住宅地であるため、水害や地震にたびたび襲われてきました。今から13年前に町内会会長に就任した菅原康雄さんは獣医師です。もの言わぬ動物たちの痛みや喜びに寄り添って生きてきた菅原さんは、「この世にただ一つの命」を守ることに敏感です。
 町内会会長としてこれまで、「一人の犠牲者も出さない」という究極の「減災」を旗印に防火・防災活動に力を注いできました。一人暮らしの年配の方や障がいを持つ方など、いざというときに助けが必要な「重要支援者」のリスト作りや住民同士の助け合いをスムーズにするための名簿作成、自分たちで作成した防災マニュアルに基づく防火・防災訓練、さらには仙台市内外の町内会・グループとの「災害時協力協定」の呼びかけなど、そのユニークな手法は「福住町方式」と呼ばれ、全国で注目されています。
 そして、これらの仕組みを根っこで支えているものが、普段の暮らしのなかでのちょっとした声かけや心遣いです。「ごみ出しのときにお年寄りに声をかける」、「通学する子どもたちに挨拶する」など、ご近所同士が交わすごくごくさりげない言葉の積み重ねが町内会全体をゆるやかに結んでいきます。このつながりこそが、災害時、大きな力を発揮します。福住町町内会が何も特別な存在ではありません。隣近所の助け合いは読者諸氏の町でも既に行われていることではないでしょうか。その土壌の上にさらに豊かな「減災」の花を咲かせるために、本書の「処方箋」が参考になれば望外の幸せです。
(著者 三好亜矢子)

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