世界各地の戦争・災害被災地で目の当たりにした人々の暮らしと苦しみとは。報道写真の仕事を赤裸々に綴るドキュメンタリー!

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タイトル
フォトジャーナリストが見た世界
サブタイトル
地を這うのが仕事
著者・編者・訳者
川畑嘉文著
発行年月日
2014年 6月 25日
定価
2,376円
ISBN
ISBN978-4-7948-0976-6 
判型
四六判並製
頁数
256ページ

著者・編者・訳者紹介

著者-川畑嘉文(かわばた・よしふみ)-
ペンシルバニア州立大学卒業後、ニューヨークの出版社や東京の撮影事務所を経てフォトジャーナリストとなる。
難民キャンプや戦争・災害被災地での取材を行っている。2014年、5枚組写真「シリア難民の子どもたち」がJPS日本写真家協会主宰コンテストで金賞を受賞。

内 容

 この地球上では、数え切れないほどの人々が不自由で過酷な暮らしを強いられている。紛争やテロ、悪政など、人為的な要因によるケースもあれば、自然災害に起因する場合もある。そしてこれらの要因は、必ずと言ってよいほど貧困をもたらしている。筆者は、そうした戦争・紛争、自然災害の被災地などで、人々がどのような苦難に直面しているかを、写真を通じて多くの人に知らせることを仕事としている。
 2001年9月11日、ニューヨークは地獄絵の様相を呈した。そのとき筆者は、市内にある出版社に勤めていた。それゆえ、その現場をカメラに収めることができた。そして翌月、タリバン政権が国際的なテロ組織アルカイダを匿っているとして、アメリカ軍はアフガニスタン攻撃を開始する。タリバン政権は崩壊したものの、長く続いた紛争や干ばつが影響し、アフガニスタンの貧困はアジア最悪の水準まで落ち込んだ。筆者が初めてアフガンに入国したのは、カブールが陥落した数か月後のことである。そこで見た現状とは……。
 また2010年、アメリカ大陸最貧国のハイチでは、未曾有の大地震によって多くの人々の命が失われた。行政がほとんど機能しなかったために20万人以上もの人が亡くなったのである。そこで目の当たりにした震災の現場とは……。
 2011年の東日本大震災の際も、直後に現地に赴いて写真を撮った。こうして、日本人が普段考えている「豊かさ」とは遠くかけ離れた生活を送る人々の姿に触れながら、フォトジャーナリストとして一体何ができるのか、フォトジャーナリストの使命とは何かを日々探究し続けている。
 しかし、こちらの生活も決して豊かなものではなく、悩みは尽きない。「地を這う」仕事をめぐる葛藤も含め、自分をさらけ出しながら、「フォトジャーナリストという仕事」について綴ってみたのが本書である。さまざまなメディアで日常的に目にする報道写真がどのようにして撮られているのか、またその裏側に何が潜んでいるのかを、本書を通して考えていただければ幸いである。
(著者 川畑嘉文)


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