新評論のホームページにアクセスしていただきましてありがとうございます。皆様の知的好奇心と飽くなき探究心を満足させる書籍を用意しています。
図書目録

『沈黙の海』

『沈黙の海-最後の食用魚を求めて』(イサベラ・ロヴィーン著 佐藤吉宗訳)[ISBN978-4-7948-0820-2]
ジャンル 社会-生活・環境問題 |社会-北欧の社会・環境| 環境・食の安心・食の安全・漁業・北欧・ヨーロッパ事情|
書籍タイトル 沈黙の海
サブタイトル 最後の食用魚を求めて
著者・編者・訳者 イサベラ・ロヴィーン著
佐藤吉宗訳
発行年月日 2009年11月30日
書籍価格(消費税込) 3990円
ISBNコード ISBN978-4-7948-0820-2
版型 A5判並製
頁数 404ページ
『沈黙の春』から半世紀、衝撃の環境ドキュメンタリー!
著者紹介 著者-Isabella LOVIN(イサベラ・ロヴィーン)
1963年生まれ。
ジャーナリスト。
消費者問題や食・環境の問題を扱う雑誌やラジオ番組のレポーターや編集長を務める。
本書が評価されスウェーデン・ジャーナリスト大賞や環境ジャーナリスト賞などを受賞。。
現在は欧州議会議員。
お問い合わせ sales@shinhyoron.co.jp

 スウェーデン西海岸には、数世紀にわたって小規模な沿岸漁業で生計を立ててきた漁村があった。そこでは、「海が許容する以上の魚は獲らない」というのが漁民たちのルールだった。しかし、1980年代に入ると他の漁港から大型の漁船が次々とやってきて、この漁港の沖合いで操業を始めた。最初はなす術もなく眺めていた地元の漁民も、負けじと海に繰り出し、夜も週末も関係なく漁を行うようになった……。かつては「海の魚は尽きることがない」と考えられていた時代もあったが、1950年代に先進国が漁業を産業的に大規模に行うようになって以来、世界中の海で魚の枯渇が懸念されるようになってきた。スウェーデンなどヨーロッパ諸国の行政機関も、漁の規制と漁船数の削減が必要だと認識するようになったが、彼らの行った政策は逆に乱獲を助長することになった。沿岸漁業を営んできた小型漁船を次々とスクラップにしていく一方で、大型漁船のさらなる近代化が推し進められている。また、がんじがらめ規制のために、スウェーデン近海だけでも毎年数千トンにおよぶ魚が陸揚げできず、海やゴミ処分場にそのまま投棄されている。問題はヨーロッパだけに留まらない。新たな漁場を求めるヨーロッパの漁船のために、EUはアフリカなど途上国近海の漁業権を買い取り、そこで新たな乱獲が行われている。そのために生活の糧を失った地元の漁民が経済難民や海賊となることで、新たな問題が生まれている。
 本書は女性ジャーナリストである著者が3年がかりでまとめたもので、スウェーデンで刊行されるやいなやベストセラーとなり、人々に衝撃を与えた。その内容は、漁業大国日本の漁業や私たちの食に対しても、大きな示唆を与えるものである。
(訳者 佐藤 吉宗)

shin_hyoronfollow shin_hyoron

「人文ネットワーク」ニューズレター『本と社会』
「人文ネットワーク」ニューズレター
新評論営業部直通カート
お急ぎのお客様へ

『沈黙の海』
書籍価格(消費税込): 3990円



平和の棚の会ジュンク堂書店共に生きる平和フェア
平和の棚の会
ジュンク堂書店
共に生きる平和フェア