半世紀にわたり日本の政局を見つめ続けてきた超ベテラン記者が、「言葉」を軸に戦後政治経済の変遷を解読。臨場感溢れる戦後史!

978-4-7948-1010-6

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半世紀にわたり日本の政局を見つめ続けてきた超ベテラン記者が、「言葉」を軸に戦後政治経済の変遷を解読。臨場感溢れる戦後史!

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タイトル
まつりごとの言葉から読み解く戦後70年
サブタイトル
歴史から日本の未来が見える
著者・編者・訳者
宇治敏彦著
発行年月日
2015年 6月 23日
定価
3,024円
ISBN
ISBN978-4-7948-1010-6 C0031
判型
四六判並製
頁数
408ページ

著者・編者・訳者紹介

著者紹介-宇治敏彦(うじ・としひこ)
1937年大阪府生まれ。
東京新聞、中日新聞の政治部次長、経済部長、論説主幹を経て東京新聞代表。現在、相談役。
『首相列伝』『実写1955年体制』『論説委員の日本分析』など著書多数。
版画製作が趣味で『木版画 萬葉秀歌』の著書もある。

内容

 今年は「戦後70年」ですが、ひと口に「戦後」と言っても、「戦後民主主義」という場合の「戦後」と、『経済白書』で流行語になった「もはや戦後ではない」の「戦後」ではまったく意味が異なります。前者が戦争放棄や基本的人権に代表される日本国憲法下の「民主主義」体制を意味しているのに対して、後者は「敗戦直後の闇市経済からの脱却」を意味して使われた言葉です。
 また「吉田ワンマン」という愛称は、戦後日本の復興に貢献した吉田茂首相を指していますが、「ワンマン」という言葉の由来は何でしょうか。大磯に住んでいた吉田首相が、通勤の妨げとなる踏切渋滞を迂回するバイパスを建設させ、これが「ワンマン道路」と呼ばれるようになったのに因むというのが定説となっていますが、「ワンマンバス」から名付けたという説もあります。このように、政の世界で流行語になった言葉を年代別に紹介しつつ、その背後にあった政治状況を検証し、「戦後日本」を分析したのが本書です。
 敗戦直後の東久邇宮首相から現在の安倍首相まで、戦後「日本丸」の舵取りをした内閣総理大臣は33人。「一内閣一仕事」という言葉があるように、吉田茂は「戦後復興」、鳩山一郎は「日ソ復交」、岸信介は「安保改定」、池田勇人は「所得倍増」、佐藤栄作は「沖縄返還」、田中角栄は「日中正常化」、中曽根康弘は「国鉄民営化」などで実績を上げました。その半面、自民・社会の二大政党による「1955年体制」の長期化で、政官財の癒着が進み、汚職事件が多発したこともご存じのとおりです。
 いま日本は、人口減少、少子高齢化、非正規社員の急増、地方都市の消滅といった下り坂の局面にあります。安倍政権は「集団的自衛権」「憲法改正」へと走り出しており、戦後の「平和主義」も大きな屈折点となっています。本書では「五つの提言」を掲げ、なぜ「戦後」という言葉を残すべきかを訴えていきます。
(著者 宇治 敏彦)


TBS CS放送「ニュースの視点」[著者・宇治敏彦さん出演動画]

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