初版刊行から5年、東日本大震災後に注目が高まった「防災拠点としての機能」を含め、道の駅の進化/深化と新たな可能性を展望

978-4-7948-1043-4

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初版刊行から5年、東日本大震災後に注目が高まった「防災拠点としての機能」を含め、道の駅の進化/深化と新たな可能性を展望

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タイトル
[増補版]道の駅/地域産業振興と交流の拠点
著者・編者・訳者
関満博・酒本宏編
発行年月日
2016年 7月 6日
定価
2,916円
ISBN
ISBN978-4-7948-1043-4 C0060
判型
四六判並製
頁数
278ページ

著者・編者・訳者紹介

編者-関満博(せき・みつひろ)-
1948年生まれ。
明星大学経済学部教授、一橋大学名誉教授。博士(経済学)。
『東日本大震災と地域産業復興 Ⅰ~Ⅴ』『6次産業化と中山間地域』など編著書多数。
編者-酒本宏(さけもと・ひろし)-
1962年生まれ。
(株)KITABA代表取締役。
技術士(建設部門・総合技術監理部門)。
共著『「村」の集落ビジネス』他。

内容

 本書の初版を公刊したのは2011年7月、東日本大震災の4カ月後であった。震災の頃は編集の最終局面にあった。海岸に近い宮古市の「みやこ」、陸前高田市の「高田松原」、気仙沼市の「大谷海岸」、いわき市の「よつくら港」の4つの道の駅は津波によって破壊された。他方、少し高台にあった道の駅は一時避難所としての役割を果たし、避難者支援、食料供給等に従事した。道の駅の「防災機能」は、すでに2004年10月の中越地震の頃から注目されていたのだが、大半の道の駅では自家発電設備もなく、トイレも使えないなどの問題が生じた。震災直前の2011年3月3日時点で、全国の道の駅の登録数は970カ所であった。その後も登録は増え続け、15年11月5日時点で1079カ所となっている。設置開始当初は、道路利用者のための「休憩機能」、道路利用者と地域の人びとのための「情報発信機能」、道の駅を核として地域の町どうしが連携する「地域の連携機能」の3つが意識されていたのだが、その後、地域の農産物や加工品の直売といった「地域産業振興の機能」が加わり、さらに先の震災後はとりわけ「防災機能」が強く意識されるようになっている。初版刊行から5年、「道の駅めぐり」などのガイドブックは続々と刊行されているが、地域の経済・社会的側面からその機能や役割を見据えようとしたものはいまだ本書以外にない。幸い高評を得て品切となったのを機に、震災を挟むこの5年の大きな変化を踏まえた「補論」を付し、増補版の形で改めて公刊することとした。この間に焦点化された最大のテーマは「防災拠点としての意味合いの強まり」であり、それに関連して人口減少・高齢化という社会全体の課題への対応も検証されることになろう。
(せき・みつひろ)

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