シリーズ近江文庫刊行開始!! 第1弾は近江の隠れた名所に骨董・古美術品を探り当て、奥深い「近江文化」の魅力を堪能する意匠の旅です。

近江の隠れた名所に骨董・古美術品を探り当て、奥深い「近江文化」の魅力を味わい尽くす旅!

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関連ワード
近江骨董紀行
タイトル
サブタイトル
城下町彦根から中山道・琵琶湖へ
著者・編者・訳者
筒井正夫著
発行年月日
2007年 6月 22日
定価
2,750円
ISBN
ISBN978-4-7948-0740-3 
判型
四六判上製
頁数
324頁+カラー口絵4ページ

著者・編者・訳者紹介

著者-筒井正夫(つつい・まさお)-
1955年横浜生まれ。
滋賀大学経済学部教授。
『近代日本の行政村』『近代日本都市史研究』等の著作(共著)のほか近代地域史に関する論文多数。
近江商人研究や近代化遺産の保存運動も展開。
現在彦根市史・愛知川町史・日野町史編纂に従事。

内 容


 近江の国(滋賀県)は、比叡・比良・鈴鹿等の山々に囲まれ、琵琶湖の水にも恵まれた、山紫水明に富む美しい国である。同時に、縦横に走る街道を通じて京都や全国各地からモノ・人・情報が集まり都市として栄え、古来荘厳な寺社仏閣や城郭が建立されて、この地を実に魅力ある文化と物産の宝庫にしてきた。人知れず文化を紡ぎ、次代に受継いでいこうとする市井の骨董店や私設美術館、街角で朽ち果てんとする「名建築」、そうした、地元で暮らしていなければとうてい見出し得ないような隠れた名所に分け入ると、そこに珠玉のような宝が見出される。
 本書に登場する骨董は湖東焼・信楽焼・梅林焼・比良焼などの陶磁器、銅器や漆器にガラス製品、時代箪笥や木工品、近江上布や筒描きなどの古布、日下部鳴鶴・巌谷一六などの書、山元春挙・織田瑟瑟・茨木杉風・野口謙蔵などの絵画、浮世絵・大津絵などの民画、びん手まり・小幡人形などの郷土玩具、そして独特な意匠の建築物や歌碑・句碑まで多彩な芸術分野に及んでいる。
 本書では、こうした宝物にまつわる人物や興味深い逸話を紹介しつつ、近江文化に新たな光をあて、その再評価を試みると同時に、現代文明への批評をも随所に盛り込んだ。骨董を通して奥深い近江文化を堪能するとともに、歴史や文明への洞察力を深めて頂ければ幸いである。

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