デンマークの環境知性が贈る、社会と未来を大きく変える「未来書」。自分自身の暮らしを見つめ直し、価値観を問い直す

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タイトル
エネルギーと私たちの社会
サブタイトル
デンマークに学ぶ成熟社会
著者・編者・訳者
ヨアン・S ・ノルゴー+ベンテ・L ・クリステンセン著
 
飯田哲也訳
発行年月日
2002年 4月 20日
定価
2,160円
ISBN
ISBN4-7948-0559-4 
判型
A5判
頁数
224ページ

著者・編者・訳者紹介

ヨアン・S ・ノルゴー/ベンテ・L ・クリステンセン
ヨアン・S ・ノルゴー博士は世界的に著名な省エネルギー学者であり、ベンテ・L ・クリステンセン女史とは、1970年代の初め、2 人が学生のとき以来の長いパートナーである。もともと生態学者であったクリステンセン女史は、その後、コペンハーゲン大学で社会学を学んだ。技術者としての経験ももつノルゴー教授は、デンマーク工科大学で資源・環境問題を長く研究してきた。1973年に 2人は、アメリカで『成長の限界』を出版したばかりのドネラ・メドウス博士およびデニス・メドウス博士の所で共同研究を始めた。その後すぐに 2人は、環境面から持続可能な発展を目指せば、必然的により人間的な社会に向かわざるを得ないことに気づいた。その研究結果は数多くの論文として著され、一般向けとして本書が1982年に出版された。現在、ノルゴー教授は、デンマーク工科大学で研究活動と教育に携わっている。クリステンセン女史は自宅を活動の場としながら、論文だけでなく小説なども執筆している。

内 容

 本書は20年前にデンマークで出版された。当時のデンマークは、1960年代からの高成長ののちに二度にわたる石油危機でエネルギー政策の変更を余儀なくされていた。経済成長を維持するために原子力を大量に導入しようとする政府と、それに反対し自然エネルギーを求める市民運動が対立していたところに、本書は「もう十分ではないか」という第三の選択肢を提起してベストセラーとなった。当時のデンマークに今日の日本は二重写しとなる。経済成長のために、政府は返すあてもない借金で無駄な公共事業を拡大し、「空から金をばらまいて」まで消費を促すべきだと唱える経済学者もいる。そうした経済成長社会が必ず行き詰まることを本書は教えている。持続可能な社会に向けて、私たちが自分自身の暮らしを見つめ直し、価値観を問い直し、同時に社会に働きかけて行くことによって、一人一人の力で社会と未来を大きく変えることができると著者は指摘する。本書は中高生から大人まで学べる類書なき入門書である。 坂本龍一氏(音楽家)推薦文
すばらしい本だ。これが20年前のデンマークで書かれたということがまったく気にならないどころか、現在の日本や世界の様々な国で、まさにこれから必要とされる本であることはまちがいない。世界は無限の経済成長ではなく、足ることを知り、生産と消費を抑え、持続できる世界を選択する以外に生き残ることができないのは明らかだ。最後に添えられているイラストがとてもユーモラスで、秀逸だ。(全文より一部抜粋)

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