険しい地勢条件を乗り越え、充実したシステムを構築している“隠れ図書館大国”ノルウェー。その先進性と豊かさに学ぶ。

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タイトル
文化を育むノルウェーの図書館
サブタイトル
物語・ことば・知識が踊る空間
著者・編者・訳者
マグヌスセン矢部直美・吉田右子・和気尚美著
発行年月日
2013年 5月 8日
定価
3,024円
ISBN
ISBN978-4-7948-0941-4 
判型
四六判上製
頁数
316ページ+カラー口絵4ページ

著者・編者・訳者紹介

著者-マグヌスセン矢部直美(マグヌスセン・やべ・なおみ)-オスロ大学人文社会学図書館シニアライブラリアン
吉田右子(よしだ・ゆうこ)-筑波大学図書館情報メディア研究科教授
和気尚美(わけ・なおみ)-筑波大学図書館情報メディア研究科博士後期課程

内 容

 公共図書館の世界では、北欧の図書館はサービスのレベルや利用率の高さによってとても高く評価されている。そして、多くの研究者がその様子を報告してきた。とはいえ、話題に上る常連国は決まっている。安定した図書館制度をもつデンマーク、社会福祉制度のなかにしっかりと図書館が位置づけられているスウェーデン、教育成果の躍進が注目を集めているフィンランド、この三か国である。なぜか、そこにノルウェーは登場しない。ノルウェーと聞いて、読者のみなさんが真っ先に思い浮かべるのは切り立った岸壁と真っ青な海面で知られるフィヨルドであろう。その険しいフィヨルド地域に住む人びとに図書を届けるために、本を積んだブックボートが峡谷を縫うように運航している。起伏に富む国土の隅々にまで、図書館ネットワークが張りめぐらされていること、資料の電子化をいち早く進めてサービスに連動させていること、どこにいても同じレベルの図書館サービスが安定的に受けられること、そして時代の流れに寄り添いながら言語と文化を守り伝えるために図書館が存在していること……ノルウェーの図書館から学ぶことはたくさんある。ノルウェーは隠れた図書館大国なのである。そのことを一人でも多くの人に知ってもらいたくて本書を著すことにした。読者のみなさんが、デンマーク・スウェーデン・フィンランドの北欧図書館トリオにノルウェーを仲間入りさせて、カルテットとして北欧の図書館を認識していただけるようになれば、私たちはとてもうれしい。
(著者 吉田右子)

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