地域振興の要石である「観光」を一つの産業として捉え、経済学的に分析することで「新しい伊豆」を発見・創造する試み!

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タイトル
観光の活性化と地域振興
サブタイトル
伊豆の観光を考える
著者・編者・訳者
野方宏編
発行年月日
2012年 3月 12日
定価
2,700円
ISBN
ISBN978-4-7948-0896-7 
判型
A5判上製
頁数
228ページ

著者・編者・訳者紹介

編者-野方宏(のがた・ひろし)-
1947年静岡県生まれ。
静岡大学人文学部教授。
専門は産業組織論。
観光に関する研究に「伊豆地域の観光と観光振興」(2007年)、「伊豆地域の観光の現状と可能性」(2011年)などがある。

内 容

 観光の研究は、これまで歴史や文化、温泉や景観といった側面からなされることがほとんどだったと言ってよいと思います。しかし、私たちの関心は、そうした従来のアプローチとは別のところにありました。それは、本書の執筆陣が大学で経済学や経営学を専門分野としていることと関係します。本書を貫く問題意識は、「観光を経済学する」、つまり観光を雇用や付加価値を生み出す一つの産業として捉えた場合、どのようなことが新たに浮き彫りになってくるだろうか、というものでした。そしてそのフィールドは、私たち自身が足場を置いている伊豆地域としました。しかし、実際に調査を始めてみると、「経済学する」前提となる統計データが観光の分野では整備されていないことに気付きました。観光業はさまざまな業種の集合体であり、旅行業、宿泊業、運輸業、飲食業、小売業(土産物など)といったように幅広い領域にわたっているため、一つの産業として独自の統計がとられていなかったのです。そこで私たちは、まずヒアリング(聞き取り)調査からスタートすることにしました。それによって、観光関連のデータをできるだけ多く集めると同時に、「現場」の生きた情報を分析に取り込むことができると考えたからです。本書は、足かけ7年にわたる伊豆地域でのヒアリング調査を基に、「観光を経済学する」試みです。全7章のうち1~4章では伊豆地域の観光の現状と可能性、広域観光の課題、宿泊施設の現状と戦略などを取り上げています。そして、後半の5・6章では、ケース・スタディとして熱海および伊東の個票データに基づく統計的分析を試みました。私たちの試みがどこまで成功しているかは読者の判断に委ねますが、本書が観光研究の発展の一つの足がかりとなることを願っています。
(編者 野方 宏)

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