室町時代の小田原は、早雲公が遷都を考えていたのかと思うほどの文化的先進都市だった!
「ういろう」の歴史からその豊かさに迫る。

978-4-7948-1041-0b

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室町時代の小田原は、早雲公が遷都を考えていたのかと思うほどの文化的先進都市だった!
「ういろう」の歴史からその豊かさに迫る。

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タイトル
「ういろう」にみる小田原
サブタイトル
早雲公とともに城下町をつくった老舗
著者・編者・訳者
深野彰編著
発行年月日
2016年 6月 15日
定価
1,944円
ISBN
ISBN978-4-7948-1041-0 C0021
判型
四六判並製
頁数
318ページ

著者・編者・訳者紹介

著者-深野彰(ふかの・あきら)
小田原市在住のエッセイスト。
1949年東京都生まれ、早稲田大学大学院理工学研究科修士課程修了。
小田原市文化振興ビジョン推進委員会委員。
小田原市社会教育委員会委員。
おだわら文化事業実行委員会委員。
小田原市文化レポーター。

内容

 神奈川県小田原市には、創業100年を超える企業が数多くあり、驚くべきことに江戸時代以前から続く企業もある。なかでも、小田原で500年の歴史を重ねる薬・菓子製造販売業の「株式会社ういろう」は、この街を代表する老舗と言える。同社を営む外郎家ういろうけは、京都時代から数えると650年も続いており、現当主の外郎武氏は25代目にあたる。
 「ういろう」の名をもっとも世に広めたのは、歌舞伎十八番「外郎売」であろう。市川團十郎が口上する有名な「ぶぐばぐぶぐばぐ(武具馬具武具馬具)……」の長台詞は、現在でもアナウンサーや俳優の発声・滑舌訓練に使われているそうだ。
 小田原といえば、戦国時代を切り拓いた梟雄・北条早雲を思い浮かべる人も多いだろう。北条五代は100年間にわたって関東の覇者として君臨した。城下町全体を土塁と堀で囲った「総構そうがまえ」は日本初の城郭都市であり、小田原は勇猛な武将が治めた砦の街というイメージが強いかもしれない。しかし実は、室町から戦国の世に花開いた豊かな文化都市でもあった。和歌、連歌、絵画、一節切、茶の湯などが盛んで、京の都からも多くの文化人が小田原を訪れていた。
 本書は「ういろう」の歴史を縦糸に、小田原にかかわる人々を横糸にして、小田原という街の歴史といまを描いたものである。また、現在市内で活躍されている方々にお集まりいただき、「これからの小田原」というテーマで座談会を行い、その記録を巻末に収録した。
 北条早雲に招かれて京から小田原へ移住した外郎家は、医薬品製造を生業としながらも、北条家の重臣として「軍師」「外交」などの役割を担っていたとされる。25代当主へのインタビューによって明らかにされる外郎家の歴史を知ると、読者はきっと小田原の街を歩いてみたくなるだろう。そして7月には、京都の祇園祭や静岡県森町の舞楽(いずれも外郎家と深いかかわりがある)を観に行くことになるかもしれない。
(ふかの・あきら)

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