生物種の激減、森林破壊、気候危機…地球の未来を憂う子どもや若者とともに考え行動するための最良のエコアクション絵本

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生物種の激減、森林破壊、気候危機…地球の未来を憂う子どもや若者とともに考え行動するための最良のエコアクション絵本

関連ワード
森のムッレと悲しむ小鳥
タイトル
著者・編者・訳者
カタリーナ・オルデンボーイ文 ラーシュ・ベルステーン絵 高見幸子・光橋翠訳
発行年月日
2025年 11月 12日
定価
1,980円
ISBN
ISBN978-4-7948-1300-8 C8740
判型
B5判変形
頁数
オールカラー28ページ

著者・編者・訳者紹介

作者紹介-
Katarina OLDENBURG(カタリーナ・オルデンボーイ)
スウェーデン最大手出版社の一つエグモント社の童話部門編集責任者。『長靴下のピッピ』『バムセ』などを担当。
Lars BALLSTEN(ラーシュ・ベルステーン)
スウェーデンの漫画家。1977年から国民的アニメ・漫画『バムセ』のイラストを担当。

内容

 「一年間に四万」。これは地球上から消えていく生物種の数です。そして、その原因を作っているのは私たち人間です。いま私たちは六度目の大量絶滅期に突入したといわれています。
 この危機的状況のなかで、私たちはどれほど自然環境について話しているでしょうか。特に子どもに対しては、「大人が対処すべき問題だから」という理由で話題にするのを避けていないでしょうか。けれど現代の子どもたちは、猛暑と豪雨、酷寒と豪雪を日常的に経験しており、幼い頃からメディアや大人の会話を通じて環境・気候危機の脅威にさらされています。現に世界中で多くの子どもや若者が「エコ不安」を抱いていることが明らかになっており、それを理由に子どもを産まない選択をする若者も出てきています。
 環境先進国スウェーデンでは、未来の担い手である子どもを環境問題の解決に取り組むアクターととらえてきました。環境教育も幼児期から始めるのが常識で、その代表格が一九五〇年代に開発された「森のムッレ教室」です。「ムッレ」と呼ばれる妖精が登場し、子どもの興味に合わせて生態系の仕組みや、人間が自然の一部であることをわかりやすく伝えるプログラムです。常に自然や動物の立場に立って行動するムッレは、スウェーデンの子どもたちのヒーローです。
 地球環境の急激な悪化を背景に、このムッレを主人公とした新しい環境教育絵本がスウェーデンで出版され、フィンランド語版に続いて日本語版が刊行されることになりました。かわいい動物たちがたくさん登場し、すぐ始められる行動のヒントも盛り沢山、子どもにも大人にも勇気と希望を与えてくれるすばらしい内容です。環境問題について子どもと話すきっかけを求めている保育・教育関係者の方々、エコ不安を抱えるお子さんを励ましたい保護者の方々に心からお勧めします。
みつはし・みどり サステナブル・アカデミー・ジャパン共同代表)

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