孤高の芸術家が築いた唯一無二の野外美術館を紙上で再現しつつ世界的な注目を集めるITEアートを紹介する本邦初の美術案内!
ネット書店で注文
孤高の芸術家が築いた唯一無二の野外美術館を紙上で再現しつつ世界的な注目を集めるITEアートを紹介する本邦初の美術案内!
- 関連ワード
- ヴェイヨ・ロンッコネンの生涯 フィンランドITEアートの世界
- タイトル
- サブタイトル
- フィンランドITEアートの世界
- 著者・編者・訳者
- ヴェリ・グラノ著 植村友香子訳
- 発行年月日
- 2026年 9月 25日
- 定価
- 4,400円
- ISBN
- ISBN978-4-7948-1317-6 C0071
- 判型
- B5判変形
- 頁数
- (176×216㎜)並製 オールカラー190ページ
著者・編者・訳者紹介
著者 Veli GRANÖ(ヴェリ・グラノ)
写真家、映像作家、ITE確立に深く関わった批評家。
フィンランド芸術大学教授等を歴任。
視覚芸術作品で国内外の賞を受賞する他、キュレーターや国家的芸術プロジェクトの要職を務める機会も多い。
訳者 植村友香子(うえむら・ゆかこ)
香川大学インターナショナルオフィス特命准教授。
専門はフィンランド研究、異文化間教育研究。
写真家、映像作家、ITE確立に深く関わった批評家。
フィンランド芸術大学教授等を歴任。
視覚芸術作品で国内外の賞を受賞する他、キュレーターや国家的芸術プロジェクトの要職を務める機会も多い。
訳者 植村友香子(うえむら・ゆかこ)
香川大学インターナショナルオフィス特命准教授。
専門はフィンランド研究、異文化間教育研究。
内容
フィンランド南東部、ロシア国境に近いパリッカラの町に、とても不思議な空間があります。地元の芸術家ヴェイヨ・ロンッコネン(一九四四─二〇一〇)が、五〇年の歳月をかけて築き上げた「彫像庭園」(一種の野外美術館)です。緑と花に溢れた広い園内のそこここに五五〇体以上ものコンクリート彫像(その多くは等身大)が佇む光景は、訪れた人に未知の体験を促します。作家の没後も継承されたこの庭園は、いまや世界中から年間数万人が訪れる近隣有数の観光名所ともなっています。
ロンッコネンは、フィンランド独自の芸術分野「ITEアート」を代表する存在です。ITEとは「自らつくる人生」の意で、仏英発のアウトサイダー・アートとは一線を画し、正規の美術界に属さない人々が自宅敷地をアトリエに、身近な素材を使って自然や生活と一体化した形で創作を行う点を特徴とします。
本書は芸術家の最大の理解者が、豊富な写真と証言をまじえてその生涯と創作の源泉に迫るビジュアル評伝です。痛みを抱えた孤独な少年が、重度の社交不安に苛まれながらも独学で造形美術の道を歩み、心身の調和と他者からの承認を感得していく物語はビルドゥングス・ロマンのようでもあります。一方で、創作の動機はごく個人的・日常的でありながら、その作品群は神話や民間伝承、エロティシズム、エキゾチシズム、自我と無意識の葛藤、カーニバル的豊穣とカリカチュア、グロテスクなど多種多様な要素を含みもつに至りました。その理由が時に哲学、宗教学、精神分析、人類学の知見を援用しつつ読み解かれ、一級のITE美術批評ともなっています。
巻末では、現地を訪れて取材・文献調査を行った訳者が、ITEアート発見の経緯や独自性を簡明に解説してくれます。日本初のITEガイドとしてもお役立てください。
(編集部)
ロンッコネンは、フィンランド独自の芸術分野「ITEアート」を代表する存在です。ITEとは「自らつくる人生」の意で、仏英発のアウトサイダー・アートとは一線を画し、正規の美術界に属さない人々が自宅敷地をアトリエに、身近な素材を使って自然や生活と一体化した形で創作を行う点を特徴とします。
本書は芸術家の最大の理解者が、豊富な写真と証言をまじえてその生涯と創作の源泉に迫るビジュアル評伝です。痛みを抱えた孤独な少年が、重度の社交不安に苛まれながらも独学で造形美術の道を歩み、心身の調和と他者からの承認を感得していく物語はビルドゥングス・ロマンのようでもあります。一方で、創作の動機はごく個人的・日常的でありながら、その作品群は神話や民間伝承、エロティシズム、エキゾチシズム、自我と無意識の葛藤、カーニバル的豊穣とカリカチュア、グロテスクなど多種多様な要素を含みもつに至りました。その理由が時に哲学、宗教学、精神分析、人類学の知見を援用しつつ読み解かれ、一級のITE美術批評ともなっています。
巻末では、現地を訪れて取材・文献調査を行った訳者が、ITEアート発見の経緯や独自性を簡明に解説してくれます。日本初のITEガイドとしてもお役立てください。
(編集部)
