シリーズ《デンマークの悲しみと喪失》第3弾
25人が赤裸々に語るガン闘病体験。人間のもつ弱さと強さ、絶望と希望、苦悩と歓喜が胸を打つ感動のドキュメンタリー。

978-4-7948-1013-7

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25人が赤裸々に語るガン闘病体験。人間のもつ弱さと強さ、絶望と希望、苦悩と歓喜が胸を打つ感動のドキュメンタリー。

関連ワード
タイトル
ガンと向き合う力
サブタイトル
25人のデンマーク人がガン体験を語る
著者・編者・訳者
ビアギト・マスン+ピーダ・オーレスン編/写真:ヘンレク・ビェアアグラウ
 
石黒暢訳
発行年月日
2015年 7月 6日
定価
2,376円
ISBN
ISBN978-4-7948-1013-7 C0036
判型
A5判並製
頁数
240ページ

著者・編者・訳者紹介

編者-Peter OLESEN(ピーダ・オーレスン)(1946〜)
ジャーナリスト・作家。本シリーズのほかに、建築や庭園などに関する多数の著書がある。
Birgit MADSEN(ビアギト・マスン)(1954〜)
長年教員を勤めたのち、2001年からフリーの編集者に。子どもや家族に関する本を多数手がける。

内容

 本書は、ガンを経験し、克服したデンマーク人25人が自らの体験を綴ったものであり、デンマークで出版されて大反響を呼んだ《悲しみと喪失》シリーズからの邦訳第3弾である。

 4歳で白血病を発症した女の子、結婚して妊娠を待ち望んでいるときに乳ガンを宣告された女性、公演ツアーの最中に精巣ガンを告げられた俳優、7歳の娘に自分の子宮頸ガンを告白しなければならなかった母親、22歳で卵巣ガンにかかって、子どもを産めなくなった女性……。著者25人の年齢も置かれている立場も様々である。デンマーク代表として活躍したサッカー選手エッベ・サンドも著者の一人に名を連ねており、話題を呼んだ。本書の価値は、デンマーク人が生活者の目線から、自分の体験を極めて率直に、内面にまで踏み込んで語るところにある。ガンの診断を受け、壮絶な治療を経験した著者たちの言葉は重く、説得力がある。その語りのなかでは、人間のもつ強さだけでなく、弱さも露呈する。自分の生命がこの先どうなるのか分からないという不安と絶望。何としてでも健康と幸せを取り戻したいという強い意志。そして、ガンを経験することによって、あたりまえの日常に幸せを感じるようになったという言葉に希望が見えてくる。

 高福祉国家として知られるデンマークの充実した社会保障制度については、日本でもよく知られるようになってきたが、その社会に暮らす人々がどのような思いを抱えてどのように生きているかについては、あまり伝えられていない。良い面ばかりが取り上げられがちな北欧の国デンマークに生きる人々の心情を、悲しみや苦しみも含めてありのままに伝える本書が、日本における北欧理解の深化に役立てばと思う。

(訳者 石黒 暢 大阪大学言語文化研究科准教授)

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