なぜ日本の中山間地域と中国内陸の人びとは輝いているのか。逆境をはねかえし、未来を切り開く「辺境」の底力に学ぶ。

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タイトル
地域産業の「現場」を行く 第3集 地域に拡がる新たな力
サブタイトル
誇りと希望と勇気の30話
著者・編者・訳者
関満博著
発行年月日
2010年 4月 26日
定価
2,592円
ISBN
ISBN978-4-7948-0836-3 
判型
四六判並製
頁数
276ページ

著者・編者・訳者紹介

編者-関満博(せき・みつひろ)
1948年生まれ。
一橋大学大学院商学研究科教授(経済学博士)。
深?テクノセンター』『メイド・イン・チャイナ』『「エコタウン」が地域ブランドになる時代』『「農」と「食」の農商工連携』、初のフィールドノート集『地域産業の「現場」を行く』(既刊第1・第2集)など編著書多数。

内 容

 本書に収録された30話の多くは、NHKラジオ第一放送の早朝番組「ビジネス展望」で私自身が語った内容を文章化したものである。本作で3集目、90話に達するまでになった。今回の新たな30話を振り返ると、明らかに日本と中国いずれについても「辺境」の地の出来事が多くなってきている。日本の中山間地域と中国の辺境では、一見、向かう方向が異なっているように見える。中国の辺境は「新たな時代」を作り上げようとするものであり、日本の中山間地域は「一つの時代」が終わり、「次の新たな時代」を求めようとするものであろう。日本の中山間地域と中国内陸の辺境は一見、対照的に見えながらも、そこで暮らす人びとにはある共通の「輝き」が見てとれる。いずれの土地にも「新たな時代」に対する「希望」が横たわっているのであろう。私たちは、そこに未来へ向けての「希望」と「勇気」を深く感じ取っていくことになろう。世界の枠組みが大きく変わろうとしている現在、日本の中山間地域にも中国の辺境にも、「新たな力」が生じつつある。もともと苛酷な条件不利の環境で生きてきた人びとは、「世界同時不況」のもとであろうとその底力を発揮し、「新たな力」へとつなげていっている。むしろ逆境が人びとにそのような力を与えてきたと言えるのだろう。
 そして、「辺境」は地理上の「辺境」にだけあるのではない。私たちの都市生活の中にも「辺境」は存在する。あるいは、私たちの「こころ」の中にも存在するのかもしれない。そこには、私たちが「豊かさ」に向かうためのエネルギーが蓄積されていくのであろう。私たちはそれぞれの「辺境」に出会い、そこから「新たな時代」に向けて踏み込んでいくための力を得ていくのではないか。そして、そのような人びとの取り組みが未来を切り開いていくことはいうまでもない。
(著者 関 満博)

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