デンマークとドイツやオランダとの比較を通じ、日本での風力発電機開発がこれからとるべき方向について論じる。

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タイトル
風力発電機とデンマーク・モデル
サブタイトル
地縁技術から革新への道
著者・編者・訳者
松岡憲司著
発行年月日
2004年 4月 2日
定価
2,700円
ISBN
ISBN4-7948-0626-4 
判型
A5判上製
頁数
240ページ

著者・編者・訳者紹介

著者-松岡憲司(まつおか・けんじ)
1950年東京生まれ。
神戸大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。
神戸大学博士(経済学)。
尾道短期大学、大阪経済大学を経て、1999年より龍谷大学経済学部教授。
その間、1997年コペンハーゲン商科大学客員教授。
専門:産業組織論、中小企業論。
著書:『賃貸借の産業組織分析』(同文舘、1994年)
『地域開発と企業成長-技術・人材・行政-』(編著、日本評論社、2004年)など

内 容

 最近、風力発電への注目が一気に高まっている。これまでは、環境保護といった視点や、分散型エネルギーということから「市民派」と呼ばれるような人々が、いわばロマンを託しながら風車について語ったりしていた。しかしながら、風力発電は現在、一つの確立した産業となっている。ヨーロッパで開かれる風力発電に関する国際会議のプログラムには、市民派のような立場からのプレゼンテーションは皆無である。本書は、いまや各国が開発にしのぎを削る産業としての風力発電機の技術開発の過程を、デンマーク、ドイツ、オランダ、そして日本の間で比較したものである。今日の風力発電機の標準的なモデルを確立したのはデンマークである。デンマークでは、社会構造がフラットであるという伝統をもっている。技術開発の場合も、高度な技術や知識を備えたエンジニアや大学の研究者と伝統的な職人の技能の間にも上下の分け隔てなく、協力して技術開発を進めることが珍しくない。風力発電機の開発にあたっては、このようなデンマーク固有の社会構造が非常にうまく機能し、政府が中心となって開発を進めたオランダや、大学研究者が指導したドイツに対して圧倒的な優位を築いた。本書では、このようなデンマークとドイツやオランダとの比較を通じ、日本での風力発電機開発がこれからとるべき方向について論じる。

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