1990年代以降、国際社会の後押しを受けて、女性の地位向上に努めてきた中南米・カリブ20カ国の「いま」を照射する大作!

978-4-7948-1024-3

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1990年代以降、国際社会の後押しを受けて、女性の地位向上に努めてきた中南米・カリブ20カ国の「いま」を照射する大作!

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タイトル
ラテンアメリカ 21世紀の社会と女性
著者・編者・訳者
国本伊代編
発行年月日
2015年 12月 2日
定価
4,104円
ISBN
ISBN978-4-7948-1024-3 C0030
判型
A5判並製
頁数
392ページ

著者・編者・訳者紹介

編者-国本伊代(くにもと・いよ)
中央大学名誉教授。博士(歴史学)。ラテンアメリカ近現代史専攻。

執筆者(50音順)-今井圭子/河内久実子/国本伊代/坂口安紀/桜井三枝子/重冨惠子/柴田佳子/杉浦篤/杉山知子/畑惠子/幡谷則子/廣田拓/笛田千容/フギンス,マガリ/松久玲子/丸岡泰/三田千代子/睦月規子/山田望未

内容

 本書は、1985年と2000年に出版された『ラテンアメリカ 社会と女性』および『ラテンアメリカ 新しい社会と女性』の続編であり、15年間隔でラテンアメリカ社会の変容と女性の置かれた環境の変化を検証するシリーズの第3冊目にあたります。1985年版では7カ国、2000年版では10カ国、そして今回の2015年版では、ラテンアメリカ33カ国のうち20カ国を取り上げることができました。この国数の拡大は、わが国におけるラテンアメリカ研究の広がりと研究者の増加を表しています。
 シリーズ3冊目にあたる本書では、「社会の多様化」と「女性の能力開発および社会進出」に焦点を当て、この地域の社会がほぼ四半世紀間にどのように姿を変えてきたかを紹介します。ラテンアメリカ諸国には「マチスモ」という、日本の伝統文化にも通じる根深い男性優位主義の社会通念が現在でも残っており、歴史的に女性は男性に従属した存在でした。しかし国連をはじめ、女性の能力開発と自立を促すさまざまな国際機関に後押しされて、1990年代からラテンアメリカの多くの国が女性の権利擁護と地位向上に向けた努力を続けてきました。
 その結果、20世紀末まで開発途上国とみなされていたラテンアメリカ諸国の社会、とりわけ女性をめぐる環境は大きく変化しました。現在、若い世代の女性の教育水準は男性のそれを超え、管理職や専門職に占める割合は日本よりも高く、女性の政界進出を支援するジェンダー・クオータ制の採用によって意思決定過程への女性の参入も増大しています。議席におけるパリティ(男女同数制)を法律で規定した国がすでに6カ国あり、アルゼンチン、ブラジル、チリでは2015年現在、女性大統領が2期目を務めています。2014年のデータによると、ラテンアメリカ地域は男女差別の格差縮小の実績で世界のトップとなりました。日本の現状と照らし合わせながら読んでいただければと希望しています。
(くにもと・いよ)

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