半世紀ぶりに復活した行事をきっかけに、世代を超えた地域づくりが始まった!
《シリーズ近江文庫》第4弾

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タイトル
ほんがら松明復活
サブタイトル
近江八幡市島町・自立した農村集落への実践
著者・編者・訳者
水野馨生里
 
特別協力:長岡野亜・地域プロデューサーズ「ひょうたんからKO-MA」
発行年月日
2010年 2月 25日
定価
2,376円
ISBN
ISBN978-4-7948-0829-5 
判型
四六判並製
頁数
272ページ+カラー口絵8ページ

著者・編者・訳者紹介

著者-水野馨生里(みずの・かおり)
1981年岐阜市生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒。
失われつつある農山村での自然と調和した暮らしの文化・知恵をつなげていきたいと活動を展開。
現在、自然と寄り添った暮らしが残る集落、石徹白(いとしろ)への移住計画進行中。著書『水うちわをめぐる旅』(新評論)。

内 容

 2008年、ドキュメンタリー映画『ほんがら』(監督:長岡野亜)が発表された。舞台は滋賀県近江八幡市島町。戸数60戸の、ありふれた農村集落。ここで、半世紀ぶりに「ほんがら松明【たいまつ】」が復活した。地域の祭で代々奉納されてきたほんがら松明は、時代の変化のなかで途絶えていた。それを、かつての青年、つまり今の老人クラブのメンバーが、2007年に復活させたのだ。
 本書は、映画『ほんがら』に著者が出会うところから始まる。こんな小さな、何もない集落で、なぜ今ほんがら松明が復活したのか。なぜ映画がつくられたのか。そこに何が潜んでいるのか。地元の古老たちの話を聞けば聞くほど、島町の深い歴史や文化が現れてくる。これらを誇りに思い、この土地に根ざし、自然と調和し、力を合わせて生きてきた人々の言葉に、著者は惹きつけられていく。
 一方、映画『ほんがら』は、ひょんなきっかけから、長老たちが挑戦するほんがら松明の復活を記録しようと制作された。しかしそれは“記録”に留まらなかった。1年以上にわたる撮影で、長岡監督は地域の古老らの思いを引き出し、彼らの未来へ託すメッセージをも捉えていった。ほんがら松明の復活と、島町の魅力を描く映画の制作。これらをしっかり受け止めて、長老たちの思いを未来へと引き継ぐべく、次世代を担う中堅らが地域づくりに着手した。自治会という型を超え“ほんがら松明保存会”が立ち上がる。これまで地域行事にあまり参加しなかった20代の若者も関わるようになる。観光地があるわけでもなく、名品の産地でもないけれど、ここが好きでここに住み続けたい。そんな地域への率直な思いが一つとなって、住民自身による、世代を超えた地域づくりの“輪”が広がり続ける。
(著者 水野馨生里)

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