スウェーデンの200年にわたる高齢者福祉の歩みを一貫した視角から辿り、未来を展望する

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タイトル
スウェーデンの高齢者福祉
サブタイトル
過去・現在・未来
著者・編者・訳者
ペール・ブルーメー&ピルッコ・ヨンソン著
 
石原俊時訳
発行年月日
2005年 6月 14日
定価
2,160円
ISBN
ISBN4-7948-0665-5 
判型
四六判上製
頁数
188ページ

著者・編者・訳者紹介

著者-ピルッコ・ヨンソン
1948年生まれの社会学者。経営コンサルタントとして活躍。現在、公共セクターの組織改革に従事。

著者-ペール・ブルーメー
1942年生まれの経済学者。人口の高齢化のほか、移民やエスニシティの問題について研究している。

内 容

 現在、日本では、いわゆる「団塊の世代」が引退の時期を迎え、高齢化社会化がいよいよ切実な問題となってきている。国民年金への信頼は失われ、国家も会社も家族も本当に頼りになるのかどうかわからぬ状況である。また、日本人の多くは、世界に冠たる福祉国家スウェーデンでは人々が老後の心配などなく暮らしていると思っている。
 それに対し、本書は以下のことを教えてくれるであろう。第一に、昔からスウェーデンが高度な福祉水準を実現していたわけではないし、それを1日にして獲得したわけでもないと言うことである。第二に、これまで高齢者福祉の進展を促してきたのは、筆者らによれば、18世紀半ば以降3度現れたスウェーデンにおける「団塊の世代」であった。老人人口の割合の急激な増加が、社会での何らかの対応を余儀なくさせたのである。それゆえ、第三に、いまやスウェーデンでも第三の「団塊の世代」が年金受給年齢を迎え、福祉国家に新たな展開を迫っている。つまり、現在のスウェーデン福祉国家は決してバラ色の到達点にあるのではなく、未来に対して命がけの跳躍を試みなければならない状況にあるのである。第四に、未来への跳躍は、過去や現在での経験ぬきでは語れないことである。日本における高齢化社会化の問題を議論する際にも、未来への跳躍を模索する際にも、本書で見るスウェーデンの経験は有用なものであると確信する。

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