質朴な美への感性、強固な共同体意識、生活信条の揺るぎなさ?小さいが豊かで美しい国の知られざる魅力を余すところなく紹介!

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タイトル
魅惑のデンマーク
サブタイトル
もっと知りたいあなたへ
著者・編者・訳者
岡田眞樹著
発行年月日
2012年 6月 27日
定価
3,024円
ISBN
ISBN978-4-7948-0904-9 
判型
四六判並製
頁数
340ページ

著者・編者・訳者紹介

著者-岡田眞樹(おかだ・まさき)-
在タンザニア大使。
京都大学法学部卒後、外務省入省。
儀典長、広報文化交流部長を経て、2006年から2年間在デンマーク大使を務めた。
ルーマニアの作曲家ポルムベスクの名曲「望郷のバラード」を日本に紹介。

内 容

 北海道の人口と同じ550万人余りの人々が、北海道の半分ほどの面積の国土に住む、小さいが魅力的な国。それがデンマークである。その大部分はおそらく、日本人にとっては「未知の世界」であろう。宝石のような町や村、おとぎ話のような城や館が現在もひしめくほどに存在し、ゆったりとした自然にいだかれて時が堆積している。
 本書の目的は、その「未知の世界」のさまざまな美を紹介することにある。美しいと言っても、デンマークの気候風土は必ずしもおだやかではない。柔らかな日差しがふりそそぐ夏は、牧歌的でメルヘンを感じさせる雰囲気にあふれるが、一年の大半の時期は、風が吹きすさぶ暗く厳しい自然環境である。デンマーク人は、そうした峻厳な自然を拒むのではなく、その厳しさそのものを愛し、華美や過剰と縁遠い、質朴な美しさを貴んできた。
 そしてヴァイキングの末裔たちは、社会のあり方についても質実な考えをもっている。共同体のことはすべての住民が平等に責任を分けあい、考え、実行する。一度いだいた信念は頑固なまでに守り抜く。環境保全についても、ライフスタイルについても、揺るぎない信条を貫く。こうした社会についての考え方や生活態度も、質朴な美しさへの感性と関わりあっており、デンマークを見る時の一つのヒントになるだろう。こうしたいわば「デンマーク人気質」といえるものは、国の造りにも表れている。デンマークには、現代の物質文明に汚染されていない街や村があちこちに現存し、古代や中世の王や騎士の不思議な物語が連綿と語りつがれている。そして人々は、ヴァイキング以来の共同体意識を受けつぎ、自然との共生に意を注ぐ。そういったデンマークの魅力のいくばくかを、本書を通じて知ってもらい、本書を片手にデンマークの田舎を巡ってみたいと思っていただければ、著者としてこれほどの喜びはない。(著者 岡田 眞樹)

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