地域産業振興の新たな地平を模索

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タイトル
中山間地域の「自立」と農商工連携
サブタイトル
島根県中国山地の現状と課題
著者・編者・訳者
関満博・松永桂子編
発行年月日
2009年 2月 10日
定価
8,640円
ISBN
ISBN978-4-7948-0793-9 
判型
A5判上製
頁数
612ページ

著者・編者・訳者紹介

編者-関満博(せき・みつひろ)
1948年富山県生まれ。
1976年成城大学大学院経済学研究科博士課程修了。
現在、一橋大学大学院商学研究科教授。
経済学博士。
フィールドノート集『地域産業の「現場」を行く』(既刊第1集)など編著書多数。
松永桂子(まつなが・けいこ)
1975年京都府生まれ。
2005年大阪市立大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。
現在、島根県立大学総合政策学部准教授。
経済学博士。
著書に『「縮小」時代の産業集積』(共著、創風社、2004年)、『地方圏の産業振興と中山間地域』(共著、新評論、2007年)、『中国郷鎮企業の民営化と日本企業』(共著、新評論、2008年)。

内 容

 「平成の大合併」により、日本の市町村の数は大幅に減った。新たな合併市の多くは広大な中山間地域を抱え、地域産業振興もまた新たな取り組みを求められている。その場合の一つの切り札が「農商工連携」であろう。
 振り返ると、私自身、いわゆる「地域産業」を手掛けてきたが、10年ほど前に「地域と産業」の問題にもう一つの大きな領域が存在していることを知った。そのきっかけは、岩手県の川井村との付き合いであった。時々立ち寄る「道の駅」のレストラン、農産物直売所がいつも賑わっていた。農産物加工場や直売所では、年配の婦人たちが実に活き活きと働いていた。それは、それまで私自身が20数年間も手掛けてきた「地域産業」とは全く異質なものであり、私に大きな衝撃を与えた。以後、「中山間地域の自立と産業振興」は私の主要なテーマとなっていった。

 そして2001年の春先以来、私は島根県庁の「新産業創造ブレイン」という役をいただき、本格的に「中山間地域の産業」問題に取り組むことができた。そこでは、かつて私が携わってきた「地域産業振興」とは別の次元で、興味深い取り組みが重ねられていたのであった。
 08年には「農商工連携」関連の法律が整備され、多くの人びとに注目されていくことになる。だが、中山間地域の「自立」と「産業振興」はいまに始まったことではない。以前から全国で必死に取り組まれてきたものなのである。今後、全国的な広がりの中で、地に足のついた取り組みが重ねられていくことを望むばかりである。(文・関満博)

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