中国、台湾、韓国の消費市場のダイナミズムを現場の視点で解読し、グローバル化の真実を追究

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タイトル
アジア市場のコンテキスト【東アジア編】
サブタイトル
受容のしくみと地域暗黙知
著者・編者・訳者
川端基夫著
発行年月日
2006年 7月 20日
定価
2,700円
ISBN
ISBN4-7948-0697-3 
判型
四六判上製
頁数
312ページ

著者・編者・訳者紹介

著者-川端基夫(かわばた・もとお)
1956年生まれ。
大阪市立大学大学院修了、経済学博士。関西学院大学商学部教授。
長年にわたりアジアの消費市場を歩き、市場グローバル化の実態を調査。
著書『アジア市場のコンテキスト[東南アジア編]』『小売業の海外進出と戦略』(共に新評論)など。

内 容



 企業のグローバリゼーションが進む中、中国が「巨大市場」として脚光を浴び始めてから、どれだけの歳月が流れたであろうか。「巨大市場」には、外資や中国資本による生産活動の急展開(工場の大量出現)がもたらした「資源・材料・部品市場」と、13億人が形成した「消費市場」との2つがある。
 前者については、よく知られるように、すでに多くの企業が相当の利益を享受してきた。ところが、後者の「消費市場」に目を向けると、事情が一変する。意外なことに、いまだに利益を得られていない企業が珍しくないのだ。確かに、中国人の平均的な所得からすれば、とてつもなく高価な耐久消費財が売れているし、食堂での食事の3〜5倍もするコーヒーを売る「スターバックス」が賑わったりもしている。しかし、それらは全体から見ると例外的であり、日本を含めた外資の消費財メーカーや流通業(グローバル企業)の多くが苦境に陥っている。つまり、「消費市場」としての中国市場は、一般に想像されているほど「巨大」でもなければ「容易く」もないことが明らかになりつつあるのである。実は、このような現象は台湾市場や韓国市場でも起きている。
 一体、東アジア市場で何が起きているのであろうか。企業は何を読み違えているのであろうか。本書は、中・韓・台の三つの消費市場をとりあげて、それぞれの消費市場が有する固有のダイナミズム(市場の論理)に迫ったものである。各市場が有する固有のダイナミズムを「ローカルな市場のコンテキスト」と呼び、東アジアに流れるコンテキストの解明と、その解読のキーを提示している。本書により、これまで気づかなかった東アジアの新しい姿が見えてくると共に、グローバリゼーションの真の意味、真の姿も理解できるであろう。
 本書は前著[東南アジア編]の続編である。アジア市場やグローバリゼーションへの一層の理解のためにも併せて読んでいただきたい。

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