「ドラマティック・ソプラノ」と呼ばれた北欧最高のオペラ歌手の生涯

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タイトル
評伝 エレン・グルブランソン
サブタイトル
グリーグとコジマ・ヴァグナーを魅了した北欧のプリマ・ドンナ
著者・編者・訳者
ファニー・エルスタ著
 
田村哲雄訳
発行年月日
2005年 5月 10日
定価
2,700円
ISBN
ISBN4-7948-0658-2 
判型
四六判上製
頁数
304ページ

著者・編者・訳者紹介

原著者-ファニー・エルスタ(Fanny Elsta 1899-1978)
 ノルウェーのアルト歌手で、エレン・グルブランソンに師事し、ザルツブルグ音楽祭やバイロイト音楽祭にも出演したキャリアをもつ第一級の歌手。

内 容

 ヴァグナーのオペラは、現在、ヨーロッパ・アメリカのみならず日本でも盛んに上演されているが、歌手に着目すると、ヒロインを歌う超ドラマティック・ソプラノでは、かつてのビルギット・ニルソンやその先輩にあたるキルステン・フラグスタートを凌ぐ人がまだ現れていないということに異論を唱える人はいないだろう。ニルソンはスウェーデン人、フラグスタートはノルウェー人で、彼女らは「スカンジナビア系超ドラマティック・ソプラノ」と呼ばれている。
 このスカンジナビア系超ドラマティック・ソプラノからは多くのすぐれたヴァグナー歌手が輩出しており、そのルーツがエレン・グルブランソン(1863〜1947)である。彼女はヴァグナー・オペラ上演の本家ともいえるバイロイト音楽祭において、超大作『ニーベルングの指環』のヒロイン「ブリュンヒルデ」役を1896年から1914年まで毎回歌い続け、ヴァグナー歌手として国際的な名声を博した。また彼女は、ノルウェーを代表する作曲家グリーグの信頼があつく、彼と演奏活動を共にすることも多かった。
 本書では、彼女が出演したオペラやコンサートに関する批評が数多く引用されているので、読者はこのスカンジナビア系超ドラマティック・ソプラノの祖といわれる歌手の声の特徴や歌い方、さらにはその演技を活字を通して想像することができるだろう。

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