視聴者(オーディエンス)から批評者(クリティックス)へ……「メディア・リテラシー」時代の到来

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タイトル
スポーツ映像のエピステーメー
サブタイトル
文化解釈学の視点から
著者・編者・訳者
舛本直文著
発行年月日
2000年 10月 5日
定価
3,456円
ISBN
ISBN4-7948-0499-7 
判型
四六判上製
頁数
356ページ

著者・編者・訳者紹介

著者-舛本直文著(ますもと・なおふみ)/1950年、広島県生まれ。東京教育大学大学院体育学研究科(修士)修了。東京都立大学大学院理学研究科助教授。体育学、スポーツ学。スポーツ映像文化論、オリンピック研究、身体文化論など、スポーツを人文・社会科学的に幅広く研究している。共著として、『運動の概念』(不昧堂出版)、『スポーツの論理』(同)などがある。

内 容

 時代はテレビの多チャンネル時代。デジタル革命、IT革命と歩調を合わせ、優良メディア・コンテンツの奪い合いが始まっている。映像の新世紀の到来である。そこで人気の番組といえば、映画とスポーツである。そもそも、映画には動きが必要である。そのため、映画はその初期から人間の運動と密接に結びついていた。サイレントの時代はもちろんトーキーの時代になっても、さまざまなスポ−ツドラマ映画が製作されてきた。このような映画に描かれたスポーツは、その時代のスポーツ観を反映している。つまり、製作者たちのスポ−ツイメ−ジや意図が、そこに反映されているのである。それは時代に優勢なスポ−ツ哲学の反映でもある。
 本書は、スポ−ツが映画の中でイメージ化されていくその多様な方向を、大きく5つに分類して、読み解きのための手がかりを提供しようとしている。スポーツコメディなどにみる喜劇化、オリンピックを目指した理想化、ベースボール映画を典型とする夢想化、現実社会と結びついた目的化、そしてオリンピックの公式記録映画にみる記録化、という5つの方向である。
 メディアが提供する映像を単なる視聴者として享受するだけでなく、批判的に読み解き、よりよい発展をともに目指していく眼や能力をみにつけるための本である。

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