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タイトル
哲学者 内山節の世界
著者・編者・訳者
かがり火編集委員会編
発行年月日
2014年 7月 31日
定価
2,160円
ISBN
ISBN978-4-7948-0974-2 
判型
四六判並製
頁数
394ページ+カラー口絵4ページ

著者・編者・訳者紹介

著者-内山節(うちやま・たかし)-
1950年生まれ。
哲学者。立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科教授、(特活)森づくりフォーラム代表理事など。
著書に『内山節のローカリズム原論』(農文協、2012年)他。
*『かがり火』1987年創刊の地域づくり情報誌。

内 容

 青春時代、誰でも一度は哲学書を手にする。知的好奇心旺盛な青年にとって、カントやショーペンハウエルやニーチェなどを繙くことは、豊饒な知の世界に踏み入るような昂揚感を覚えるものである。しかし、多くの青年は、観念、客体、止揚、悟性、個物、実存などの難解な哲学用語の前に屈して二度と哲学の門を叩かなくなる。簡単に引き下がらなかった者も、「哲学の森」に分け入るにはかなりの苦痛と忍耐を要求されるようだ。
 かくして哲学は、長い間、青年を苦しめてきた。青年を苦痛から救ってくれたのは内山節である。内山ほど哲学を平明な言語で語った哲学者はいない。内山哲学は、どこを探しても取っ掛かりの見えなかった峻嶮な高山の入り口に、いとも容易に導いてくれる。哲学は深遠なる学問ではなく、美しく生きるためにあるということを内山は教えてくれる。「僕はこう思うんだ。哲学を学問にしてはいけないと。なぜなら哲学は一方の手でつくられつづけ発展させられつづけながら、もう一方の手で壊されつづけなければならないという宿命を背負っているからだ。その理由は哲学はすべての人間たちの、すべての民衆のものだからだと思う」(『哲学の冒険』平凡社、2006年)。
 戦後の東京・世田谷で生まれ、やがて激しく変貌する武蔵野の風景の中で育った内山は、20歳のころより群馬県上野村に通うようになる。神流川でヤマメやイワナを追いながら、山里の労働には「仕事」と「稼ぎ」の二種類があることを発見する。本書は内山哲学の副読本とも称すべきもので、内山本人による『自著を語る』をはじめ、自叙伝風年譜、内山哲学のキーワードを解明するロングインタビュー、内山ファンの著名人の対談やエッセーなどで構成されている。本書は、いわば「哲学をどう読むか」についての入門書であり、哲学の世界に遊泳することの楽しさを教えてくれる。
(菅原歓一 『かがり火』発行人)

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