中山間地域から日本の農業が変わる

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タイトル
農商工連携の地域ブランド戦略
著者・編者・訳者
関満博・松永桂子編
発行年月日
2009年 9月 19日
定価
2,700円
ISBN
ISBN978-4-7948-0815-8 
判型
四六判並製
頁数
284ページ

著者・編者・訳者紹介

編者-関満博(せき・みつひろ)
1948年生まれ。
一橋大学大学院商学研究科教授。
地域産業の「現場」を行く』(既刊1・2集)の他、『信用金庫の地域貢献』など編著書多数。
松永桂子(まつなが・けいこ)
1975年生まれ。
島根県立大学総合政策学部准教授。
共著に『「縮小」時代の産業集積』(創風社)、『中山間地域の「自立」と農商工連携』他。

内 容

 2008年夏に「農商工等連携法」が施行された。「モノづくり」産業の手詰まりが次第に明らかになり、もう一つの産業化の方向として「農業」と「商工業」の連携の中に新たな活路を見出そうというものである。また、近年の「食」の「安心、安全」の要請の中で、「農」の意味が問われ始めていることも大きく影響している。
 こうしたことを意識して「農」と「食」をめぐる世界を眺めると、実に多様なテーマが横たわっていることに気づく。集落営農から農事法人化の動き、企業の農業参入、農村への定住・新規就農の推進、また、農産物直売所・加工場・農村レストランの展開、地域農産物のブランド推進など。その「現場」に立つと、かつての一元的な農業政策、農協への依存というスタイルから、新たな時代に踏み込みつつあることを痛感させられる。
 そのような視座に立った上で、本書では特に条件不利の中山間地域の動きに注目していく。一つは、全国各地の「農産物直売所」である。この直売所のスタイルは、1980年代の中頃から開始された。その動きは一気に燎原の火のごとく全国に拡がり、現在では日本農業、農村の「希望の星」となっている。そしてこのような「農産物直売所」を経験した婦人たちは、さらに「農産物加工場」「農村レストラン」へと踏み込んでいく。そこから生み出された「農と食」は進化し、次第に「ブランド化」されつつある。この「直売所」「加工場」「農村レストラン」の三つが、あたかも日本農業、農村を変える「三点セット」として中山間地域に拡がっている。そこに集う農村婦人たちの「輝き」からは、ここを起点に日本も変わっていくことが痛感されるであろう。
 日本の中山間地域では今、「自立」に向かう実に興味深い取り組みが重ねられているのである。
(編者 関 満博)
★本書に登場する「農商工連携」地域=岩手県二戸市、富山県氷見市、徳島県石井町、群馬渋川市赤城町、島根県美郷町、三重県伊賀市、広島県三次市、熊本県水俣市、北海道江別市、青森県、茨城県ひたちなか市

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