急展開する現地事情を緊急加筆した待望の増補版!東アジアの新たな可能性を展望。

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タイトル
増補版ベトナム/市場経済化と日本企業
著者・編者・訳者
(社)経営労働協会監修
 
関満博・池部亮編
発行年月日
2006年 6月 10日
定価
4,860円
ISBN
ISBN4-7948-0699-X 
判型
A5判上製
頁数
424ページ

著者・編者・訳者紹介

編者-関満博(せき・みつひろ)
1948年生まれ。
一橋大学大学院商学研究科教授。
『地域ブランドと産業振興』『地方小都市の産業振興戦略』など編著書多数。
池部亮(いけべ・りょう)
1969年生まれ。
日本貿易振興機構広州事務所次長。
『行け! ベトナム街道』『新版ビジネスガイド ベトナム』など。

内 容


 『ベトナム/市場経済化と日本企業』が公刊されたのは、2004年の4月。日本企業の第2次ベトナム進出ブームが始まりだした頃であった。
 この時期はまた、中国の華南に進出していた台湾企業が、次の展開予定地としてベトナムへの関心を深め始めていた頃でもあった。特に、当時私たちが中国華南でめぐり会った、繊維、靴、家具などの軽工業品を生産する台湾企業は「われわれの大陸事業は、もう終わりだ。中国ローカル企業に勝てなくなった。この事業を続ける限り、ベトナムかインドネシアにでも行くしかない」と語るのであった。
 そして、その後、事態はまさにその通りに動いていく(この間の事情は、関満博編『台湾IT産業の中国長江デルタ集積』新評論、2005年、同編『現代中国の民営中小企業』新評論、2006年として刊行している)。この間、日本企業のベトナムへの関心はいっそう高まり、視察団が相次ぎ、また、すでに進出している企業群の拡張投資が次々に報道されていった。
 幸いなことに、ベトナムの産業、企業情報が少ない中で、本書は意外な反響を呼び、2年を待たずして品切状態になった。増刷の要請もあったのだが、この二年のベトナムをめぐる状況は急展開している。そのため、そのまま増刷することに戸惑いがあり、最近の事情を紹介する「補論」を付ける形で新たに編集し直した。
 本書の執筆者の大半はアジア研究の中でも中国での調査経験の深いメンバーである。中国経済が高まるほどにベトナムへの関心も深まっている。東アジアは新たな交流の時を迎えているのであろう。中国研究とベトナム研究が相互乗り入れしながら、新たな可能性を求める時代が到来していることを痛感させられる。この「増補版」を契機に、ベトナムをめぐる研究がさらに深まることを願っている。

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