19世紀南米チリの繁栄の中に存在していた衰退的諸要因を論理的、実証的に解明する

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タイトル
衰退のレギュラシオン
サブタイトル
チリ経済の開発と衰退化1830-1914年
著者・編者・訳者
岡本哲史著
発行年月日
2000年 12月 24日
定価
5,076円
ISBN
ISBN4-7948-0507-1 
判型
A5判上製
頁数
532ページ

著者・編者・訳者紹介

著者-岡本哲史(おかもと・てつし)
1962年徳島県生まれ。1986年、東北大学経済学部卒業。1988年、東北大学大学院経済学研究科修士課程修了。1989年〜90年、メキシコ政府国費留学生(日墨交流計画)としてグアダラハラ大学で学ぶ。1992年、東北大学大学院経済学研究科博士課程単位取得。東北大学助手などを経て現在、九州産業大学経済学部助教授。1998年〜99年、チリ・カトリック大学歴史研究所客員研究員。
【専攻】国際経済学、ラテン・アメリカ開発論
【著書】共著『ラテンアメリカの企業と産業発展』(アジア経済研究所)共著『現代世界と福祉国家』(御茶の水書房)
【翻訳】ハイメ・アボイテス著 『メキシコ経済のレギュラシオン』(大村書店、共訳)ほか。

内 容

 本書は南米チリの19世紀における経済発展課程を分析した研究書である。
本書の特徴は大きくいって二つある。一つは、レギュラシオン・アプローチという異端派経済学の手法を採用していること、もう一つは、開発の「経済史」的研究であることの二つである。
 本書の構成と内容は次の通りである。第Ⅰ篇「開発と衰退の構図」は三つの章から構成されており、第一章では、チリ経済史を分析するにあたっての論理的視角を提示している。続く第二章から第三章は、当該期チリにみられた開発と衰退の軌跡を、以後の諸章に先駆けて構図的な形で明らかにした章である。第II篇、第III篇は以上のような構図的整理を念頭に置いた上での、各論的な整理・実証の部分である。第II篇「通貨・金融レジーム」は二つの章からなり、1830〜78年期における通貨・金融レジ−ムの問題に焦点を当てて、19世紀の前半にいかなるロジックと歴史的プロセスを経てこの制度が生み出されてきたのか、また、それが、いかなる要因によって1878年の史上まれにみる激烈な経済恐慌へとつながっていったのかを実証的に整理している。続く第III篇「競争形態」では、チリにおける企業・企業家にかかわる諸問題を整理している。
 本書の試みが成功しているか、失敗しているか関心のある方は是非!

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