グローバリゼーションから人間的発展への道。地球社会の終末的現実を乗り越えるために、我国初の学際的NPO<GN21>が新しい討議の場を切り開く

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タイトル
地球村の行方
サブタイトル
グローバリゼーションから人間的発展への道
著者・編者・訳者
片岡幸彦編
発行年月日
1999年 5月 15日
定価
3,024円
ISBN
ISBN4-7948-0449-0 
判型
A5判上製
頁数
288ページ

内 容

 地球社会の終末的現実を乗り越えるために、我国初の学際的NPO<GN21>が新しい討議の場を切り開く。

 カバー・図版/「朝の風」(中尾 誠)

 私たちGN21(グローバルネットワーク21)は、当企画<人類再生シリーズ>の系統だった議論を通じて、グローバリゼーションの問題、すなわち自由市場経済の暴走を地球規模でゆるすことになった開発理論やモデル、およびその背景となっている一連の思想を取り上げて、これらを根本的に問い直し、批判して、「破局のシナリオ」ではない「希望のオルタナティブ」を提示したいと思っています。

 まず第1巻『地球村の行方』では、昨年3月大阪で行った国際セミナーにおけるブッパタール研究所上級研究員ヴォルフガング・ザックス氏の基調報告をめぐる国内外多数の論客たちの議論を中軸に据え、さらに元ユネスコ事務局次長で世界未来学会会長のエルマンジェラ教授の「22世紀社会論」をインタビューの形で加えています。本巻は、「学際的問題群を国際的視野で解明する」部分と、「地域から地球社会の発展を考える」部分とに分かれています。いずれもグローバリゼーションがもっている限界や問題群を明らかにしつつ、それに替わる基本的な視点、コンセプト、さらに近代化の原点からの見直しなどについて具体的な提言が示されています。法・政治・経済・社会から総合化としてのグローバルな文化論の試み、また日本から発して、カンボジア、ヒマラヤ、イスラム、カリブ、そして再び日本へと帰着する地域発信の議論にも注目して頂きたいと思います。

人類再生シリーズ「発刊のことば」 グローバルネットワーク21(GN21)

 今日世界はあらゆる分野でグローバル化が進行し、かつてない急激な変動に直面しています。地域紛争、資源食糧問題、環境破壊、文化的想像力の喪失など次々に襲う深刻な問題群に対して、近代科学技術を総動員してもなお有効に対処することができないでいます。
 アメリカ一極支配の幻想の下で喧伝された「自由と民主主義」の希望も実体を失い、先進国主導で進めてきた「自由主義市場経済」なるものの普遍性も、地球的規模で呆気なく崩壊の危機を迎えようとしています。またアジアへの期待は日本、韓国、タイから中国大陸へ移ろうとし、アメリカの世紀の終幕はユーロへの期待にすり替えられようとしていますが、弱肉強食とカジノ資本主義のグローバリズムに明るい展望がないことはもはや火を見るより明らかです。
 私たちGN21は、このような終末的現実と闘っている南側の大多数の人々や少数ですが次第に数を増しつつある北側の人々と連帯し、特に問題意識を同じくする世界各地の個人・団体と率直に意見や情報を交換することによって、破滅的な第三次世界大戦や世界総テロ化の防止に向け、また地球村に未来をもたらすオルタナティブ・システム&プラクティスの創造のために、世界に発信したいと考え、本シリーズを刊行することにしました。
1999年4月 G N 21

GN21は、問題意識を同じくする世界各地の個人・団体と手を携え、
展望を切り開きうるオルタナティブを日本から世界へ発信する国際NPOです。

G N 21 事務局
〒556-0013 大阪市浪速区戎本町1-5-18 ヴィラなにわII 801
TEL/FAX 06-6643-4550

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