一農村(奈良・平野村)をモデルに、日本の基底を支えてきた農村人の全貌を生き生きと描く1947年の調査報告。今西生態学。 »
童話「ごんぎつね」を世に出し30歳で早世した南吉の生涯と思想。作品と日記の検証を通してその人物像に迫る。 »
“風土と水”を軸に西欧の近代パラダイムの限界を設定し、新しい経済学の方向性を切り開いた玉城理論の集大成。 »
映画発生の歴史と映画の本質を論じながら、米仏伊ソ日の具体的作品に現れる20世紀文明の人間世界を鋭く洞察。映画論の名著。 »
大学教授の生活の裏話とともに、論文の書き方、原稿料、蔵書の整理等、著者の知的生活技術を楽しく描いた「貧乏物語」。 »
イスラーム世界、西欧世界、近・現代世界の広大な視野で「ユダヤ民族の歴史」への新しいアプローチ法を開拓した力作。 »
野間宏評「この記録の前に立つと私たちの絶望も色あせる」。日本の深淵に触れる書。 »
大学を退官し私大で教鞭をとる著者の格闘と定年前後における私生活を社会批評とともに軽妙に綴った好エッセイ。 »
東京・青梅機業の発展構造の解明から「農村型地場産業」という日本的地場産業の一般理論を構築した記念碑的労作。 »