不良債権、通貨危機など、日本も陥った経済状況を精緻に検証し、金融改革の要諦に迫る

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タイトル
メキシコ経済の金融不安定性
サブタイトル
金融自由化・開放化政策の批判的研究
著者・編者・訳者
安原 毅著
発行年月日
2003年 5月 31日
定価
4,320円
ISBN
ISBN4-7948-0599-3 
判型
A5判
頁数
320ページ

著者・編者・訳者紹介

安原毅(やすはら・つよし)
南山大学外国語学部助教授。専攻、開発金融論・ラテンアメリカ経済論。1992年、京都大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。1990年から1991年および1995年から1997年、メキシコ国立自治大学経済学部留学。2000年同大学にて博士号取得。

内 容

 本書は1990年代から2000年にかけてのメキシコにおける金融自由化・開放化政策を批判的に研究したものである。
 本書は1990年代から2000年にかけてのメキシコにおける金融自由化・開放化政策を批判的に研究したものである。
 メキシコでは、既に先進国だともいわれた1993年ごろから金融機関の不良債権問題が発生し、近年では最大手の銀行までが公的救済機関を通じて米国やスペインの銀行に実質的に売却されるに至っている。こうしたメキシコの状況は決して対岸の火事ではない。
 ラテンアメリカ経済研究というとかつては構造学派や従属理論等の独自の経済理論が一世を風靡したが、最近はグローバル化の影響から「正統派」新古典経済学が大勢を占めている。その一方でメキシコ始め各国では、米国型の自由化論には同調しないが、かといって古典的マルクス主義では何も解決できないという問題意識に立つ多くの経済学者が、ポスト・ケインジアン経済理論、レギュラシオン理論などの立場で研究を進めている。
 メキシコは1994年の通貨危機で世界の注目を集めたが、危機がすぎれば日本ではほとんど関心を引かなくなっているが、本書はむしろ通貨危機を経てメキシコ経済がどう変化したのかを考察している。

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