地域経済の問題の原点を歴史的に解明し循環・連携の新たなシステム構築を展望する

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タイトル
コミュニティ金融と地域通貨
サブタイトル
我が国の地域の状況とオーストラリアにおける地域再生の事例
著者・編者・訳者
佐藤俊幸著
発行年月日
2005年 4月 8日
定価
2,160円
ISBN
ISBN4-7948-0661-2 
判型
四六判上製
頁数
180ページ

著者・編者・訳者紹介

著者-佐藤俊幸(さとう・としゆき)
1963年生まれ。岐阜経済大学経済学部教授。博士(経済学)東北大学。
主著『バブル経済の発生と展開』(2002年)が『週刊東洋経済』03年1/11号で「注目の1冊」として取り上げられる。共著に『現代の金融と地域経済』(2003年)がある。

内 容

 本書は、日本と同じようにバブル経済の崩壊やグローバル化、「貸し渋り・貸し剥し」にあえぎながらも、地域再生に取り組んでいる海外の事例も視野に入れながら論じたものです。
 本書の柱は次の3つから成っています。第一に、地域のあえぎの原点を分析するということです。地域の再生を考えるにあたっては、まず何よりも地域がこれまでどのような基本的構図のなかに置かれてきたのかを明らかにする必要があります。エコノミストが流布させてきた諸説を批判的に検討しつつ、事実の整理によって歴史を分析し、真相を客観的に浮かび上がらせることが重要です。
 第二に、海外での地域再生の先進事例を取り上げています。我が国同様、バブル経済の崩壊やグローバル化、「貸し渋り・貸し剥し」に苦しみながらも、オーストラリアではアメリカの倫理的な投資方法に刺激を受けながら地域コミュニティを支援する金融機関の設立や地域通貨の導入によって地域内循環、地域内連携のシステムを構築し、地域再生に取り組んでいます。こうした事例を見ておくことは我が国の地域にとって有益なことです。
 第三に日本での地域内での再生に向けた取組みを取り上げ、またその際に地域の金融機関に期待される役割について論じました。一般に業界にはある種の「常識」が存在していて、その「常識」に無意識のうちに支配されて経営戦略を立案しがちですが、その「常識」を覆すことに再生の新戦略の鍵があります。

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