シニアが20歳代の講師と学んだ!

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関連ワード
数楽力への挑戦
タイトル
サブタイトル
[数が苦]からの脱出法
著者・編者・訳者
小笠 毅・林 由紀編
発行年月日
2004年 7月 23日
定価
1,980円
ISBN
ISBN4-7948-0641-8 
判型
A5判並製
頁数
208ページ

著者・編者・訳者紹介

編著者-小笠 毅(おがさ・たけし)
1940年生まれ。
立命館大学卒業。
現在遠山真学塾主宰・立命館大学非常勤講師。
著書に『比較障害児学のすすめ』(新評論)『学びへの挑戦』(新評論)他。
編著者-林 由紀(はやし・ゆき)
1980年生まれ。
津田塾大学卒業。
遠山真学塾講師。

内 容

 遠山真学塾の「エルダリーコース」は、60歳以上を対象とした“数楽”のクラスです。コース名の「エルダリー」は、英語の「elder」からとっています。このことばには、「年齢と経験によって尊敬に値する人」という意味があります。
 そして本書は、「数の成り立ち」から「分数の計算」まで、「エルダー」のみなさんと学んだ授業内容をまとめたものです。たとえば、小学校の算数の中で、0.5×0.5の答えがなぜ0.25と小さくなるのか、分数のわり算でなぜ後ろのほうをひっくり返してかけるのかなど、計算はできてもその意味がよくわからなかったところがどんな人にも多々あります。このような、ごく素朴な疑問をまじえながら受講者ともども“数楽”への憧れを語りあいました。
 また、「0」についての授業では、「0は哲学です」という名言も生まれました。「0」といえば、簡単な数字のようですが、ではそれがなぜ哲学なのでしょう。1〜9までの数と違い、0は誕生までに長い年月を要しました。“何もない”ということをなんとか表現しようとした先人の思いを感じとった、受講生のひと言だったのかもしれません。
 そういえば、数学者遠山啓先生の「数学は人間と、人間の集まりである社会とが長い年月にわたって創りだした歴史的産物で、計算術ではなくひとつの思想なのだ」ということばを象徴しているのかもしれません。
 「孫に教えたい」「算数は苦手だったが興味はあった」など、エルダリーコースに参加された受講生の理由はさまざまですが、いくつになっても好奇心をもち、学び続ける姿には、私たち若い講師が教えられることが多々ありました。エルダリーコースのみなさんとの“数が苦”から“数楽”への楽しい授業の一端を、読者のみなさまにも味わっていただければ幸いです。

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