いよいよ年明け、大河ドラマ『光る君へ』がスタート! 原作者についての豆知識も満載の本作をぜひ副読本に!

978-4-7948-1254-4

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いよいよ年明け、大河ドラマ『光る君へ』がスタート! 原作者についての豆知識も満載の本作をぜひ副読本に!(完訳漫画「源氏物語」 第Ⅰ期《青春編》全6巻)

関連ワード
せんげん 第5巻 完訳漫画『源氏物語』
タイトル
サブタイトル
完訳漫画「源氏物語」第Ⅰ期《青春編》全6巻
著者・編者・訳者
杉村喜光著
発行年月日
2024年 3月 7日
定価
1,485円
ISBN
ISBN978-4-7948-1254-4 C0093
判型
A5判並製
頁数
326ページ

著者・編者・訳者紹介

著者-杉村喜光(すぎむら・よしみつ)
雑学系ライター、漫画家、ラジオパーソナリティ、作詞家。静岡県出身。
ウェブ上では「知泉」の名で知られる。
漫画作品に『やじきた雑学問答』『知泉的古事記 ふることふみ』など。
『異名・ニックネーム辞典』(三省堂)他著書多数。
2021年『アレにもコレにも! モノのなまえ事典』(ポプラ社)で「図書館員がえらぶ選書センター大賞」受賞。

内容

*第Ⅰ期《青春編》全6巻には「第一帖 桐壺」から「第十六帖 関屋」までを収録
*1〜6各巻304〜356頁
【第Ⅱ期以降の構成予定】
*第Ⅱ期《栄華編》全7巻(「第十七帖 絵合」〜「第三十三帖 藤裏葉」):2024年冬刊行開始予定
*第Ⅲ期《冥闇編》全6巻(「第三十四帖 若菜」〜「第四十一帖 雲隠」)
*第Ⅳ期《宇治編》全10巻(「第四十二帖 匂宮」〜「第五十四帖 夢浮橋」)
*別冊《拾遺》全1巻(「雲隠」「夢浮橋」補遺、『更級日記』など)
*既刊第Ⅰ期6巻を含め、全Ⅳ期29巻+補遺1巻(全30冊)の予定です

 前巻も見所満載でしたが、絵的には「車争い」や「藤花の宴」のモブシーンが圧巻でした。こうした遠景図もふくめ、「原作ではイメージを持ち難い場面を映像化しているので、作品理解にうってつけ」(読書メーター、maekooさんによるレビューより)と、原典に造詣の深い読者からも続々とお褒めの言葉をいただいています。
 シリーズも5冊目、物語が佳境を迎えるこのタイミングで、年明け早々の1月7日にはNHK大河ドラマ『光る君へ』の放送がスタート。そこでその主役に抜擢された原作者・紫式部(劇中での役名は「まひろ」)について、シリーズ内でも披露されている雑学ネタを少々。
 周知のとおり「紫式部」は通名で、本名はわかっていません。ドラマで「ソウルメイト」として描かれる藤原道長が『御堂関白記』で言及する女官「藤原香子」ではないか、という説もありますが、いまだ推論の域にとどまります。物語のメインヒロイン「紫の上」の人気がつとに高く、そこからついた通称であろうという説が有力です。
 幼少時より漢文を読みこなす才媛として名高く、30代前半のころ、道長の強い推挽で一条天皇の中宮彰子(道長の娘)に女房兼教育係として仕え始めます。以後5、6年ほどの出仕期間中、宮中の人間模様を下敷きにしたフィクションを少しずつ書きついでいきます。かくて世界初の、一人の書き手による、100万字にもおよぶ長篇大河小説が完成しました。執筆中は時の天皇までも「続きはどうなった!?」と催促したともいわれます。以来1000年にわたり読みつがれているのですから、世界最長のロングラン小説ということになりましょう。
 そんな紫式部さん、本作でもネコ耳キャラで大活躍中です。古語や和歌、当時の風俗習慣を解説したり、創作ウラ話を披露するなど大忙し。『紫式部日記』などをもとに、生いたちやものの見方、宿敵・清少納言への評価なども随時紹介していますので、『光る君へ』の最良の副読本としてぜひ全巻お揃えください。
(編集部)

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