文明の相互関係、東アジアの未来を解読する鍵。半世紀を経て、その現代的意義を新たに掘り起す。

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タイトル
「東洋的専制主義」論の今日性
サブタイトル
還ってきたウィットフォーゲル
著者・編者・訳者
湯浅赳男著
発行年月日
2007年 10月 24日
定価
3,564円
ISBN
ISBN978-4-7948-0741-0 
判型
四六判上製
頁数
354ページ

著者・編者・訳者紹介

著者-湯浅赳男(ゆあさ・たけお)-
1930年、山口県生まれ。
ブダペストの労働者の決起(1956年のハンガリー革命)で社会科学に目覚め、学界のタブーに挑戦を志し、まずトロツキーの名誉回復、つぎにブローデルを知り文明史に視野を拡げウィットフォーゲルの復権に努力。

内 容

 ロシア、中国、北朝鮮はわが国に近接・影響するところが多い国であるが、知識人学者の研究姿勢は事なかれの及び腰がなお一般的なようだ。もはや社会主義と美化するツワモノはいなくなったが、この用語との関係をきっぱり切断する勇気はないようである。
 この問題に対して整然と理論的に東洋的専制主義を唱え分析したのはK・A・ウィットフォーゲルであった。しかし日本のみならず世界の知識人学者の反応は批判というより罵倒で、これによって彼は乱暴に学界から追放されたのである。
 ようやく1989年以降のソ連圏崩壊以後、主著『オリエンタル・デスポティズム』が読まれるようになり、ウルメンの詳細な伝記も出版されるようになった。ウィットフォーゲルの仕事は、さらに広く文明の相互関係を中心・周辺・亜周辺の三重構造にまで突きつめ、東アジアの大陸・半島・列島間の応酬を解く鍵をも提供しているのである。

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