世界遺産の街リーガに住む日本人女性によるラトヴィアリポート!

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タイトル
木漏れ日のラトヴィア
著者・編者・訳者
黒沢歩著
発行年月日
2004年 11月 8日
定価
2,592円
ISBN
ISBN4-7948-0645-0 
判型
四六判上製
頁数
256ページ

著者・編者・訳者紹介

著者-黒沢歩(くろさわ・あゆみ)
モスクワ留学を経て、1993年にリーガに日本語教師として渡った後、ラトヴィア大学講師、ラトヴィア語通訳等を経て、現在は在ラトヴィア日本大使館勤務。この間に、ラトヴィア大学にてラトヴィア文学修士号取得。

内 容

 ユネスコの世界文化遺産である首都リーガの中心地は、多様な建築様式の宝庫です。装飾がちりばめられたアールヌーボー建築群が、リーガの街歩きをひときわ魅力的にしています。ラトヴィアが誇るもう一つのユネスコ無形口承文化遺産は、バルト三国の各国で行われる歌祭りです。
 100年以上の歴史をもつ歌祭りは、他民族に支配されてきた人々が、自己の言語と文化を維持しようとするかたくなな意思の結晶なのでした。その背景には、自然の神々を崇拝してきたラトヴィア民族の豊かなフォークロアの世界があります。歌祭りの伝統こそが、バルト三国を独立に導いた「歌の革命」と呼ばれる「人間の鎖」を実らせたのです。
 2004年に加盟したEUのなかで「歌う民の国」として発信するラトヴィアは、『百万本のバラ』の曲の発祥地でもあります。ラトヴィア国籍をもちラトヴィア語を話すことは、この国の人々にとって必ずしも自明のことではありませんでした。そこには、ソ連時代を生き抜いてきた人びと、独立とともに国籍を失ったロシア語系の人びと、そして、外国から帰還したラトヴィア人の、それぞれの葛藤があります。
 本書は、歴史に翻弄された民族の心情が複雑に絡み合う国で共生する人びとのありかたを、四季折々の暮らしのリズムのなかで追ったものです。

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