戦後の日本中小企業の存立構造とその変化、動態を解明し、進むべき方向性と課題を提起。

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タイトル
現代中小企業の存立構造と動態
著者・編者・訳者
福島久一著
発行年月日
2006年 3月 6日
定価
6,480円
ISBN
ISBN4-7948-0690-6 
判型
A5判上製
頁数
600ページ

著者・編者・訳者紹介

著者-福島久一(ふくしま・ひさかず)
1941年三重県生まれ。
日本大学大学院経済学研究科修士博士課程修了。
現在、日本大学経済学部・大学院経済学研究科教授。
担当科目は「中小企業論」、「経済政策論」。
主要著書に『中小企業政策の国際比較』(編著、新評論、2002年)、『90年代の中小企業問題』(編著、新評論、1991年)、『新中小企業論を学ぶ(新版)』(共著、有斐閣、1996年)、『現代日本の中小商工業』(共著、新日本出版社、2000年)など。

内 容



 経済学は大きく分類すると、近代経済学とマルクス経済学の2つの潮流があり、経済学の一特殊研究としての中小企業研究にもこのことはあてはまる。しかし、どのような立場、視点に立つにせよ、一国の国民経済を解明する場合、中小企業の国民経済に占める比重の大きさや役割を考慮すると、中小企業を考察の対象から外しては経済の全面的分析にはなりえない。
 独占・大企業が支配する20世紀は、中小企業の一部にも活発な成長が見られたが、圧倒的多数の中小企業は「国民経済構造矛盾」として存立・存続した。しかし、1990年代に入ると世界経済は大転換し、21世紀における中小企業を「グローバル構造矛盾」へと止揚した。日本の中小企業研究は、その歴史も古く、膨大な業績が蓄積されていてその水準も極めて高いと言われている。しかし、「中小企業論」または「中小企業学」として一つの完結した独自の学問体系を整えているかと言えば、必ずしも確立されているとは言えないのではないだろうか。
 本書は大きく分けて「中小企業の本質論・構造論」、「中小企業の現状分析」、「中小企業の政策論・経営論」の3つのテーマから構成されている。経済構造論としての存立論、存立形態論における問題性論、そして政策論・経営論を以て独自の完結した体系になると考え、中小企業研究の総合化と体系化を試みた。本書は、戦後の日本中小企業の存立構造とその変化、動態を解明し、現段階の中小企業の展開とその進むべき方向性、新たなる課題を提起するよう努めたものである。


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