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タイトル
北アジアの文化の力
サブタイトル
人間の魂の淵源を訪ねる文化論
著者・編者・訳者
佐藤正衞著
発行年月日
2004年 3月
定価
2,808円
ISBN
ISBN4-7948-0624-8 
判型
四六判上製
頁数
304ページ

著者・編者・訳者紹介

著者-佐藤正衞(さとう・まさえ)
1944年生まれ。
慶應義塾大学経済学部で社会・経済思想史を専攻。
1999年大手化学会社退社後、中央・北アジアの 歴史と文化の研究に専念。
ユーラシア大陸規模のアジア・アジア人論を生涯のテーマとする。

モンゴル情報局しゃがぁ
モンゴルの人々、暮らし、文化などについての幅広い情報が盛りだくさんのサイト。
同名の情報誌『しゃがぁ』も発行中。各関係機関やイベント、ツアー情報なども充実。
http://www.netlaputa.ne.jp/~SHAGAA/

内 容

 北アジア(モンゴル高原、シベリア、中国東北平原)では、古来シャマニズム文化が人々の世界観の核をなしていました。本書は、失われつつある彼の地の最も原初的なシャマニズム文化を復元し、その「実在性」を解き明かす文化論です。
 北アジアのシャマンの仕事は、共同体の危機を救うことでした。重要な選択の際に神託を伺ったり、病人の魂を天界から連れ戻したりする仕事です。これだけを見ると、想像力が痩せて久しい私たち現代人にとって、シャマニズムとは単なる「絵空事」に思えるかもしれません。しかし、それらは「絵空事」では決してなかったのです。人々は、シャマンを媒介として、天界—地上という世界観を構築し、人の力で制御できない自然災害、生老病死など、魂に危機をもたらす様々なことがらに「折り合い」をつけていたのであり、彼らにとってシャマニズムとは、生きていくうえで不可欠の世界像だったのです。
 「折り合い」をつける。現代の私たちが忘れてしまった彼らのこの「心の技術」には、豊かな智恵が溢れています。昔は私たちも、そんなふうに生きていたのでは…?
 本書は、私たち自身の魂の淵源でもある北アジアの文化を、独自のアプローチで丹念に読み込み、そこから私たち自身の魂の危機に少しでもヒントを得ようという斬新な試みです。

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