キリスト誕生以来2000年の歴史の中で、西洋の人々が「世の終わり」への恐れや期待をいかにイメージし、社会に混乱が生じた場合に「世の終わり」についての予言や噂がいかにとびかったかを、歴史、宗教、思想、魔術や占星術などの様々な文献を駆使して語る。

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タイトル
ミレニアムの歴史
サブタイトル
ヨーロッパにおける終末のイメージ
著者・編者・訳者
J・P・クレベール著
 
杉崎泰一郎監訳、金野圭子・北村直昭訳
発行年月日
2000年 11月 30日
定価
3,456円
ISBN
ISBN4-7948-0503-9 
判型
四六判上製
頁数
352ページ

著者・編者・訳者紹介

著者-ジャン・ポール・クレベール/1926年パリ生まれ。学業を終えると自由な遍歴生活に入り、日本を初めとしてアジア諸国に滞在した。 1950年頃から文筆活動を開始し、現在に至るまで75冊の著書を刊行している。そのジャンルは、小説、エッセー、伝記、哲学、歴史(とくに古代・中世史)、絵画論、図像学などきわめて多岐に及んでいる。現在はプロヴァンスの寒村オペードに住み、そこから離れることなく執筆活動に専念している。

監訳者-杉崎泰一郎(すぎさき・たいいちろう)/1959年、東京生まれ。ヨーロッパ中世史専攻。現在、中央大学文学部教授。著者、『12世紀の修道院と社会』(原書房、1999年)、訳書、パトリック・ギアリ著『死者と生きる中世』(白水社、1999年)

訳者-金野圭子(こんの・けいこ)/1965年、神奈川県生まれ。ヨーロッパ中世史専攻。現在、東京純心女子中学・高校教諭。論文、「ヴァルドーとアシジのフランチェスコの福音的生活?エキュメニカル的考察?」(修士論文)、「中世のヴォードワ派口語訳聖書とアイデンティティ」(『上智史学』第42号、1999年)、「教皇インノケンティウス三世による民衆的福音主義運動への対応?フミリアティ、『カトリックの貧者』、『ベルナルドゥス・プリムスの共同体』へ与えた改宗規則から」(『歴史と霊性』創文社、2000年)

訳者-北村直昭(きたむら・なおあき)/1971年、兵庫県生まれ。ヨーロッパ中世文化史専攻。現在、上智大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程在学中。論文、「ヨーロッパ中世の数学とボエティウス」(『数学史研究』第147号、1995年)、「ボエティウス『音楽教程』の写本と読書の痕跡--フランス国立図書館所蔵写本を中心に」(『上智史学』第44号、1999年)、「読書の考古学?ヨーロッパ中世における読書の歴史のために」(『歴史と霊性』創文社、2000年)

内 容

 ミレニアム(千年紀)という言葉は、西洋キリスト教世界では単に年数を示すだけでなく、「世の終わり」に対する恐れと期待に満ちた〈幻影〉を意味した。
 著者は本書において、キリスト誕生以来2000年の歴史の中で、西洋の人々が「世の終わり」への恐れや期待をいかにイメージし、社会に混乱が生じた場合に「世の終わり」についての予言や噂がいかにとびかったかを、歴史、宗教、思想、魔術や占星術などの様々な文献を駆使して語っている。
 そして、地球環境破壊や核問題、モラルの低下等、新たな千年紀に人類が直面している今日的な「世の終わり」の幻影に過去との共通性を探り、これに冷静に対拠するよう促している。

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