グローカリゼーション:
グローバリゼーションとローカリゼーションを組み合わせた言葉で、「グローバルな視点からローカルに行動する」という意味。具体的には、世界がグローバルな経済活動に統合される一方で、地域・地方レベルの権限の拡大や連携の強化を重要視し、地域主体の経済活動を創出していく営み。地域同士のグローバルな交流・地域のアイデンティティの確立をはかり、地域が自立し、世界に文化を発信していく活動、ととらえられる。

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グローバリゼーションと中国経済
タイトル
著者・編者・訳者
唱 新著
発行年月日
2002年 1月 31日
定価
3,520円
ISBN
ISBN4-7948-0546-2 
判型
A5判
頁数
260ページ

著者・編者・訳者紹介

唱新(チャン・シン)
1956年中国吉林省生まれ。1984年吉林大学大学院国際経済研究科修了。吉林大学東北亜研究院教授を経て、現在、金沢経済大学(金沢星稜大学)教授。専門分野 中国経済論、他国籍企業論。著書『環日本海経済・最前線』(共著、日本評論社、1995年)、『北東アジアの未来像』(共著、新評論、1998年)、『北東アジア経済入門』(共著、クレイン、2000年)、他。

内 容

 グローカリゼーション:
グローバリゼーションとローカリゼーションを組み合わせた言葉で、「グローバルな視点からローカルに行動する」という意味。具体的には、世界がグローバルな経済活動に統合される一方で、地域・地方レベルの権限の拡大や連携の強化を重要視し、地域主体の経済活動を創出していく営み。地域同士のグローバルな交流・地域のアイデンティティの確立をはかり、地域が自立し、世界に文化を発信していく活動、ととらえられる。

 中国のWTO(世界貿易機関)加盟の最終承認により、中国市場と世界市場の一層の融合、グローバル化は不可避である。
本書は国民経済と地方経済の二つの視点から中国経済とグローバル経済の関係を実証的に究明する。
 改革・開放以来、20年間の高度経済成長を続けてきた中国経済の形成と発展は、グローバル化を推し進めてきた世界市場を抜きにしては語れない出来事である。とくに中国のWTO (世界貿易機関)加盟の最終承認によって、中国市場と世界市場との一層の融合は疑いなく、中国経済のグローバル化も不可避な趨勢となっている。
 本書は、国民経済と地方経済という二つの視点から、中国経済とグローバル経済とのかかわりを中心に、中国型経済システムの現状を考察したものである。

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